KENさん
のうた一覧
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ロザリオの 露店立つかな こかげみち 十藥の花 それぞれの白
令和三年六月七日
13
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生ひ荒ぶ 葎の奧の 下野に 羽音幽けく まなこの止まる
令和三年六月三日
11
線路脇の激藪にシモツケソウが一厘...
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峰の風 湛ヘ搖蕩ふ あをの波 鳥は飛び魚 森見下ろせば
令和三年六月一日
10
吾妻連峰の尾根から見下ろす森を思...
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十六夜を 留めてしがな 西行の 幾行と釀み のちに醉ふため
令和三年五月二十七日
12
五月雨雲の合間から一瞬顔を覗かせ...
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五月雨に 醉ひも醒めなむ 出猩々 白露釀む酒 呑むまでのあを
令和三年五月二十二日
9
出猩々=赤いモミジの芽。昨年も詠...
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昨夜の雨 絞れる程に 蓄へて 緑を驕る 森は怪しも
令和三年五月十八日
8
明け方まで降っていた雨の後の森林...
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夏桜 羽根忙しく 黒のてふ 遊ぶ下枝に 我独りゐる
令和三年五月十七日
11
近所の自然遊歩道、萌える中残る桜...
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風迎へ 声の高らか 萠ゆる末 千の言の葉 尽くす人より
令和三年五月十二日
8
薫風にざわめく新緑
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藤の花 問はず語りに さみだれの けはい教へる 声を見上ぐる
令和三年五月七日
12
盛りを過ぎた藤にポツリポツリと幾...
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こころなし あをく搖らめく 和尚山 澪引く音色 田面に滿ちて
令和三年五月五日
12
和尚山は安達太良山塊で一番南側の...
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みづうみは 雲うち渡し 蒼の冴ゆ とまどふ初夏の 光懷きつ
令和三年五月三日
11
郡山市 御霊櫃峠から望む猪苗代湖...
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會津峰の 風は小鳥の 如く戲れ 櫻に集ひ ひとひらふたひら
令和三年四月二十八日
14
耶麻郡猪苗代町観音寺川にて。春の...
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璢璃色に 染めよ咲けよと そよぐかも 初夏の風 立浪草に
令和三年四月二十二日
13
土手いっぱいに咲くタツナミソウを...
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地に芽吹く すべての命 洗ふのち 風に歸りぬ しろたへの雲
令和三年四月二十日
12
穀雨上がる後
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行く春に 雪と嘯き 逝く櫻 風と日照雨に 色霞ませて
令和三年四月十八日
14
日照雨に照らされて散るカスミザク...
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流されて 何の縁か この岸邊 細石に咲く あぶら菜の花
令和三年四月十七日
11
川岸に咲く菜の花を見てなんとなく...
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遲霜に 耐へて黄金の 木五倍子咲き 撓む千手に 笑みの滴る
令和三年四月十六日
13
キブシの花を見てなんとなく。。。...
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まだ熟れぬ 赤葡萄酒を 指先に 溢すかの如 かへるでの咲く
令和三年四月十四日
11
ヤマモミジの花を見てなんとなく。
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ほとばしる 紅垂れかな 吹く風を 落ちる垂水の 匂ひと見せて
令和三年四月七日
11
シダレザクラを見上げて なんと...
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青い鳥 いづこに鳴くと さまよへば 櫻散る散る 地に滿ちるかも
令和三年四月五日
13
小鳥達が啄み散らかした桜を。今日...
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