KENさん
のうた一覧
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ランボウの 詞と踊る 中也見ゆ 小雪降りつむ 宵醉ひ痴れて
令和五年一月二十八日
16
今更ながら読む中原中也訳ランボウ...
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物怪の 爪と冴ゆかも 惡しき夢 逃れ覺め見ゆ 窓越しの月
令和五年一月十八日
9
明け方、月齢24.7の月を、、。...
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流るるも やつれ寒々 園の樅 うわべばかりの 耶蘇の恋唄
令和四年十二月十八日
10
とある施設、雪降る中佇む樅の木を...
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石仏 独り頬杖 陣の跡 街並み迫り 落ち葉吹く丘
令和四年十一月二十七日
9
小十郎壇と呼ばれる小さな丘にて、...
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労働者階級 乙女の夢に 時雨降る 疏水たゆたふ 街のほとりの
令和四年十一月十三日
10
郡山市開成山公園にある宮本百合子...
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ひとつきを ひとよにみせて かけみつる こよいつくよみ ひとようつさむ
令和四年十一月八日
11
月食
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ひともとの 影さへ漫ろ 槻森ゆ あて無く行かば 黄葉梳く陽に
令和四年十一月六日
12
散り始めたケヤキの黄葉に光射す小...
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故郷は 何処にありや 冬の鳥 舞ひ戻る声 空に哀しも
令和四年十月二十五日
10
晴れた朝空に白鳥の遠音を聞いて。
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神無月 朝顏ひとつ 壁の隅 縋る術無き 弦影虚ろ
令和四年十月二十二日
8
10月 小庭の隅で咲くアサガオを...
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燈落とせば 蟋蟀一つ 掠れ鳴く 月の明かりに 紛れ枕辺
令和四年十月九日
7
十三夜 いつの間にか蟋蟀が部...
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夕暮れに 今日の憂ひを 天に燒べれば 茜雲 風の形の 火の粉に陰り
令和四年九月二十八日
8
秋の夕暮れ、、。旋頭歌です。
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己が身の 陰り浮かべむ 曼珠沙華 流れに迷ふ 淀みを護り
令和四年九月二十五日
8
川の淀みに写る彼岸花
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紫の 小菊添へれば 頬杖で 笑みの乙女の 野辺の御仏
令和四年九月二十三日
9
お彼岸 苔むす石の如意輪観音を、...
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月並みに 月草詠めば 露陰の 綴れ刺せの音 胸染めにけり
令和四年九月五日
7
露草の陰で鳴く蟋蟀。
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散り落ちて 真夏惜しみぬ 葉の匂ひ 苦瓜の実を 摘み終ふ朝に
令和四年八月十七日
10
狭庭のゴーヤ、最後の実を摘み終え...
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もどかしく ひとつ咳する 緑葺く 稲田の向かう 湧く雲に噎せ
令和四年七月七日
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夏陽眩しい田園地帯にて。
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癒えぬ膿 滲む色して 五月雨の 雲を絡めぬ 短夜の月
令和四年六月十八日
11
梅雨かかる夜更けの月を。
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まよふとも 衣眩しき 山法師 泥土に汚るる この裾もがな
令和四年六月十四日
12
雨あがり、盛りを過ぎたヤマボウシ...
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罷づ夢 卷き戻す如 滴りぬ 馬鈴薯叩く 今朝の雨垂れ
令和四年六月八日
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雨の朝と馬鈴薯の花を、、。 時...
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その奥は 賢治が諭す 店やらん 蕗をむしりつ 歩く山路の
令和四年五月三十一日
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山蕗を採りながら歩く山道、熊を捕...
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