KENさん
のうた一覧
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弓を張る月讀みの下星ひとつ何を願ふか燈り幽かに
平成三十年八月二十一日
16
今夜もお月様が病的に綺麗、 火...
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秋蝉の幽かな音を見上げれば松葉にかかる雲の羽衣
平成三十年八月二十日
16
秋蝉はチッチゼミを 羽衣は巻雲を...
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夏日星落ちる姿はなほ紅くこの夜の人の悔い燃やす如
平成三十年八月十五日
26
山に落ちる火星が微妙に赤さを増し...
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泥土沈む豬の白骨隱り沼の花となるかな命循れば
平成三十年八月十三日
16
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さるすべり寺のきざはし朱に染めて何を示すか御佛の下
平成三十年八月十一日
21
法華経「吉事の前触れに天上より赤...
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木隱れに人の御靈の燈る如蓮華升麻に留る秋雨
平成三十年八月八日
14
秋雨の中山間のお寺に出かけてみた...
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ひぐらしのしぐれに紛れ身を削る老ゐた櫻木咲きあきらめず
平成三十年七月三十一日
17
樹齢600年以上と言われる桜の古...
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夕づく陽韓藍に射し觀世音笑みはやはらか清澤の夏
平成三十年七月二十七日
18
静岡市清沢地区を。。ブロ友さんが...
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いかづちの遠音響けば薊野に降り立つ鳶も雨を待つかな
平成三十年七月四日
11
猛暑日だった数日前の夕方、郊外で...
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さまよへば野もせの色のとりどりに唐人傳ふ花の神笑む
平成三十年七月三日
15
高層湿原
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るりるりと轉生輪廻が鳴る森の千手の古木袂にうつせみ
平成三十年七月一日
9
夏のブナの森を。 るりるりを薬...
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吾妻峰の鵯花の毒蜜を旅の糧とし海渡る蝶
平成三十年六月二十九日
15
2000km移動するというアサギ...
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松の枝を濡らす雫も落ち止めば闇に木靈の夜木菟鳴く音
平成三十年六月十三日
8
昨晩、雨上がりの深夜梟が響いてい...
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雨露にうちしめりたる山法師淡雪色に細道を染め
平成三十年六月十三日
16
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瀧越えて水尾枯れるまで濡れ行かば天へと誘ふ八重の石楠花
平成三十年六月九日
14
山登り、沢登りから遠ざかって二年...
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不如歸騷がぬ夜半に渡る風重く濕りてさみだれ知らせ
平成三十年六月八日
13
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山霧の濁りに映えて糊空木一朶の白さ時越えてなお
平成三十年六月七日
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数年前、梅雨霧の湿地で見たノリウ...
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はごろもが紅花に觸れ朱を引かば遊ぶ天女は少し戸惑ひ
平成三十年六月四日
13
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火の神の荒ぶる後の崖に立つ孤高のけもの咲く花を待ち
平成三十年五月二十六日
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紗響様、揚羽様のお歌に触発され私...
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薫風に光陰交々姫女菀松葉奏でる五線譜の中
平成三十年五月二十二日
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