KENさん
のうた一覧
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この風に 何施さむ みほとけは 細ら葉の上 璢璃の空下
令和二年四月六日
8
4月6日午前六時、冬型気圧配置の...
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逆襲の シュプレヒコール 上げる如 風は渦卷く 自肅の街に
令和二年四月二日
9
4月2日、福島駅西口にて。 「...
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狼に なれずクソガキ 歳を取り 独り飯喰う 吉野家の隅
令和二年三月二十五日
12
連歌ではありませんけど滝川様のお...
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酔いしれて現も夢も闇に投げ眠り貪る生き直す為
令和二年三月十七日
1
そんな夜、幾度あった事か。 因...
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燦々と ヨウ素セシューム 注ぐ春 川の水汲む 糞流す為
令和二年三月十一日
8
上空にはけたたましいヘリの音、路...
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月滲む 粉雪の夜に 拾ひ歌 夢へいざなふ 風ひとつ吹く
令和二年二月九日
12
「夢待ち」西村やよひ(1999年...
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このひとひ 人を殺めず 耐へ拔けば 夜風に冷えて 瓦礫と崩る
令和二年二月五日
7
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たまゆらも 永遠も混沌 燃え搖れて 運命を爪に 火の鳥の舞ふ
令和二年二月三日
0
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またひとつ あらたまの春數珠にたし 辿る遍路に巡る梅の香
令和二年一月二十三日
2
もう一首(一句では無い^^) ...
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にわたづみ 樋の流れに 目覺むれば 夢に同じの 今朝のあはゆき
令和二年一月二十一日
11
夜半見た夢のように履かない雪が降...
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ななかまど いつつぶむつぶ 噛み碎き 街で野猿は ちひさくまろむ
令和二年一月十二日
12
駅前ビジネスホテルの入口に植えら...
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望月と 唐梅に噎せ 落ちる咳 路に転がし 蹴りつつ歩く
令和二年一月十一日
13
蝋梅にほう夜道
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泥土の如 チューブを濁す 黒き血が 一瞥投げて あざ笑いけり
令和二年一月九日
11
身体を離れた自分の血が魂を持った...
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香の木は やわき菩薩の かたちして かじかみ合はす ゆびさきの奧
令和二年一月四日
12
信達霊場第五番城山観音(じょうや...
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珈琲と ガトーショコラの 気だるさを 微熱に混ぜる 冬ばれの午後
令和二年一月三日
12
発熱なんて20年ぶり。スイーツと...
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人影は 湯氣の衣を 羽織りけり 暮れる年の瀬 波來湯の小路
令和元年十二月三十日
12
夕暮れ時に立ち寄った飯坂温泉にて...
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さざんかの 夜雨に消ゆる 影追へば こころに散りて としよつむづき
令和元年十二月二十三日
8
年世積月
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まがつみと 悔いと落ち葉を かき亂し 山犬の群れ 月影を噛む
令和元年十二月十八日
10
冬の夜のまぼろし
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山犬の むくろのやうな 山の背に 月は昇りぬ ほむら色して
令和元年十二月十六日
13
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凛々と 哭くほど蒼き 中空に 白鳥ふたつ 十字のかたち
令和元年十二月九日
7
病む心癒せぬままに夜を明かし ...
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