向日葵さん
のうた一覧
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君がもし吾を思い出すことあらば 向日葵のような笑顔であるように
平成二十一年八月八日
3
せめて笑顔を思い出して欲しい。
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通り雨過ぎたる後のベランダに 差し込む月を愛おしむ夜
平成二十一年八月八日
3
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対岸で眺めし頃に好きだった風景の中探してる色
平成二十一年八月七日
3
お互い様ではありますが、結婚前に...
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本能に従いたい時現れる天使は「それは我儘。」という
平成二十一年八月七日
1
自分の気持ちに素直になることと、...
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嫁入りの時期を逃した苦瓜がはぜたのち知る恋した証
平成二十一年八月七日
7
苦瓜(ゴーヤ)は熟すと鳳仙花のよ...
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もう着ないけれど愛着ある服とおんなじように捨てられぬ恋
平成二十一年八月五日
3
今必要がないのに、なかなか処分で...
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嘘つきが嫌いな私が君だけに正直でいることでつく嘘
平成二十一年八月五日
5
全ての人に正直でいることは、たぶ...
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おばあちゃん 突然来てもいいように 帰りの牛を用意しとくね
平成二十一年八月四日
4
初孫だったので大層可愛がってもら...
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実も成さず朽ちて自然に還りゆく木により生まれる生命もありて
平成二十一年八月三日
5
人間も同じ。たとえ自分の思うよう...
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身を切って断ち切れどまた生えてくる 蜥蜴のしっぽにも似た想い
平成二十一年八月三日
5
辛い思いをして諦めるのに、また気...
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笑ってる?食べてる?寝てる? 晴れなくていいから教えて てるてる坊主
平成二十一年八月一日
4
8月だというのに、すっきりしない...
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好物の煮物の匂い 階下から聞こえる母の「お姉ちゃん」の声
平成二十一年八月一日
4
ここでは、いくつになってもお姉ち...
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十七の我が記した恋心プチ・サンボンの香りにも似た
平成二十一年七月三十一日
5
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伝えたい気持ちを書けば短歌にもならぬ君への短い手紙
平成二十一年七月三十一日
1
そのくせ、照れや怖さから核心がな...
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夜店にて掬った金魚 へこ帯を揺らす幼き姉妹にも似て
平成二十一年七月三十日
5
子供の浴衣姿、可愛いですよね。リ...
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懐かしい玄関くぐればこの家の長女に戻る 歳は重ねど
平成二十一年七月三十日
13
男兄弟がいないので、実家は父母の...
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一年で一番大切だった日も 普通の日になる いつか忘れる
平成二十一年七月二十八日
2
今日は気付けば随分昔の彼の誕生日...
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手に取らぬ本が誰にもあることと同じと気付く 「ま」行の棚で
平成二十一年七月二十七日
8
これだけの本があっても、選んで手...
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真黒にぬりつぶされた画用紙の下の虹色気付いて欲しい
平成二十一年七月二十七日
10
子どもの頃やった、引っかき絵を思...
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午前五時十一分の「おはよう」を 君は知らずに朝を迎える
平成二十一年七月二十六日
2
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