とはとさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 漏れ聞こえ還るランナー逆転の股をまさぐる狭い浴室 平成三十一年三月十九日 0 もっと見る
- 用を足す犬と待つ昼風に飛ぶあれは下着と思う帰路あり 平成三十一年三月十日 3 もっと見る
- 紙幅引き詰める一人の奥行きと手首の鈴と血のりを洗い 平成三十年八月六日 3 もっと見る
- 曲面に沿わせ白々三日月の端で休ませ還る鳴き声 平成三十年二月三日 6 もっと見る
- 追えば跳ぶ文の頭を揃え掻き鳴く声三つの鳥が象り 平成三十年二月一日 4 もっと見る
- 帳面に浸す墨の絵ふらふらと戯れ紙幅髭は辰とし 平成二十九年十二月三十一日 5 もっと見る
- 白々と動かし曇る冬に訊く淡い絵柄と人だけ結び 平成二十九年十二月三十日 5 もっと見る
- 尾を取らず尻をなぞるか屏風絵の虎に組む腕若き歳打ち 平成二十九年十二月二十八日 5 もっと見る
- 枝軽き原の冬飛ぶ頃を説き頭描くもの袈裟を着直し 平成二十九年十二月二十七日 4 もっと見る
- 湯気と立つ妻の用事文字にして啜る白味噌麩ごと味見し 平成二十九年十二月二十二日 5 もっと見る
- 皺くちゃの笑みを包んで握り合う結びの塩の語呂を味わい 平成二十九年十二月二十一日 6 もっと見る
- 尻摩り真向かう本の硬さ拭き啓く両手と古今を学び 平成二十九年十二月十九日 3 もっと見る
- 長々と諳んじ台詞はたたら踏み掻いた頭の主役を起こす 平成二十九年十二月十七日 5 もっと見る
- 迎合の果てに枯らした喉抱え震えぬ風の主役見送る 平成二十九年十二月十五日 4 もっと見る
- 蓋を閉じ見つめ物々動く序の語り朝陽の眼と遊ぶ 平成二十九年十二月十三日 5 もっと見る
- 咀嚼して浴びる陽の中果実なるみかん置く腹起床を描き 平成二十九年十二月九日 4 もっと見る
- 前脚を借りて遊ばす猫と子を囲い忙しく師走の返事 平成二十九年十二月八日 5 もっと見る
- 濡れ袖を叩く布巾の色に咲き藍の好みは画して小雨 平成二十九年十二月二日 7 もっと見る
- 足袋を手に歩け日和の晴れ間縫い姿着物と母娘囃して 平成二十九年十一月二十四日 8 もっと見る
- 柄になく足せば可憐な絵を抱え夫人立つ庭木々と実に成る 平成二十九年十一月二十三日 5 もっと見る
