コタローさん
のうた一覧
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青空の上の雲雀の更に上ヘリコプターがゆつくりと飛ぶ
平成三十年四月十二日
7
青空。
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竹藪の竹の騷めく風の中微かに聞ゆ鶯の聲
平成三十年四月十二日
5
竹藪。
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菜の花や一年生が歌唄ひ列を崩して下校してをり
平成三十年四月十二日
6
菜の花。
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晴天の蒲團干したる二階から老人一人蒲團を叩く
平成三十年四月十二日
3
晴天。
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菜の花や小さな池に鷺が二羽大きな羽根を廣げて飛びぬ
平成三十年四月十一日
9
菜の花。
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古池の白濁たりし水面より鯉の大口にゆつと現る
平成三十年四月十一日
5
古池。
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タンポポの絮はどこまで飛びゆくか五月幟が早も泳ぎぬ
平成三十年四月十一日
6
タンポポの絮。
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春の田の餌を啄む鳥の中二羽の雀が突然喧嘩
平成三十年四月十一日
2
春の田。
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その家の前を通れば雜種犬柵に驅け寄り我を眺める
平成三十年四月十一日
3
その家の。
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早朝の坊主頭の園兒連れ笑顏の育メン我に挨拶
平成三十年四月十日
3
早朝。
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長閑さにゆつくり落ちる砂時計椅子職人は椅子を作りぬ
平成三十年四月十日
5
長閑。
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春の野はカラフルなりし花盛り繪心あれば繪筆止まらず
平成三十年四月十日
4
春の野。
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ルリルリと囀る鳥に重なりてホーホケキョなる鶯の歌
平成三十年四月十日
4
ルリルリ。
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陽光を受けいれてゐる貯水池鳥はおらねど水草生ゆる
平成三十年四月十日
2
陽光。
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もこもこの畝の隆起に立つ農夫鍬一本の今日が始まる
平成三十年四月八日
12
もこもこ。
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一聲が田園風景通過して鴉の問ひに鴉が返す
平成三十年四月八日
8
一声。
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グランドの野球部員の彈む聲打つて走つて投げたるボール
平成三十年四月八日
4
グランド。
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昇る日に池の水面は照らされて風に廣がる小波岸へ
平成三十年四月八日
9
昇る日。
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澄んだ空そよ吹く風の田園で雀の學校今日も始まる
平成三十年四月八日
9
澄んだ空。
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虎猫が二疋竝んで窓の外春の景色を眺めてをりぬ
平成三十年四月五日
0
虎猫を二匹飼っています。いつもは...
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