コタローさん
のうた一覧
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緑濃き草の葉上を夏の蝶舞つては戻り舞つては戻り
令和元年六月二十四日
7
夏の蝶。
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濃淡の緑葉廣げ草花の丸き新芽の顏出してゐる
令和元年六月二十四日
7
草花。
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雲の峰大きな鷺が羽ばたきてゆつくりゆつくり飛んでゆくなり
令和元年六月二十四日
7
鷺。
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自販機のボタンを押せば當たり出る暑き中にてジュースが二本
令和元年六月二十四日
5
自販機。
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警備員日燒けの顏で元氣良く「こんにちは!」と我に挨拶
令和元年六月二十四日
6
警備員。
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休日のビル建設の現場には空に向かつて伸びる骨骼
令和元年六月二十三日
7
ビル。
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梅雨晴間色とりどりの花たちはパッと開ゐて陽射しを受ける
令和元年六月二十三日
3
梅雨晴間。
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ひらひらと小さき蝶々は小さき花選んで止まる仲良しこよし
令和元年六月二十三日
7
蝶々。
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曇天にあまり動かぬ蜻蛉は樹々の葉の上ゆつくり休む
令和元年六月二十三日
6
蜻蛉。
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陽射し受け黒々光る熟れた茄子ホームの人の笑顏を誘ふ
令和元年六月二十三日
5
茄子。
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青々と長き尻尾の蜥蜴をり我に驚き草むら逃げる
令和元年六月二十一日
12
蜥蜴。
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だらだらと暑きにふはり蝶々のひらひら躱す宇宙の天井
令和元年六月二十一日
8
蝶々。
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夕風の素肌を撫でる風呂上がりベッドに寢れば短歌の浮かぶ
令和元年六月十四日
10
すいません、改作しました。
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喉元をつるりと滑る心太黒蜜甘し麥茶一杯
令和元年六月十四日
9
心太。
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雜草が絡んでをりぬ金網を雀がピョンと跳んでは潛る
令和元年六月十四日
8
雀。
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交叉點色とりどりの四葩咲く行き交ふ人をもてなしてゐる
令和元年六月十四日
8
四葩。
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物干しが賑やかなりし梅雨晴間鳥の囀りリズムを刻む
令和元年六月十四日
9
梅雨晴間。
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手水舎の龍の口より水流れ受ける掌清まる心
令和元年六月九日
9
すいません、又、推敲しました。
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炎天と空腹さへも凌げずに黒い烏はトボトボ歩く
令和元年六月三日
10
炎天。
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洋犬のスラリとしたる體型がドッグランにて品良く歩く
令和元年六月三日
7
ドッグラン。
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