コタローさん
のうた一覧
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雨降りの田より湧きたる蛙の子ぴよこぴよこ跳ねていと可愛いらし
平成二十九年七月二十五日
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蛙の子がぴょこぴょこ跳ねていまし...
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仰向けに空を見上げる屍は殘酷なりし蝉の一生
平成二十九年七月二十五日
8
蝉の屍を見ました。
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大樹より大音量の蝉時雨風に轉がる地上の脱け殼
平成二十九年七月二十二日
8
蝉について詠んでみました。
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軒下に大きな蜘蛛の圍が張られブチつと切つて蜘蛛は殺さず
平成二十九年七月十九日
5
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向日葵がニッコリ笑ふ通學路黄色い帽子守つてをりぬ
平成二十九年七月十八日
7
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青嵐緑の波が沸き起こり蜻蛉搖れてバランスをとる
平成二十九年七月十八日
6
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蝉時雨聞こゆる道に蟻が引く二枚の羽根と消えた身體と
平成二十九年七月十八日
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水飛沫上げてイルカがショーをする母が一言「猫より賢い」
平成二十九年七月十六日
5
イルカのショーを見た。とても賢か...
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時を經て町が街へと變はれども夕陽は沈み月は昇りぬ
平成二十九年七月六日
8
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群生す薄紫の花離れ一輪のみが寂しく咲きぬ
平成二十九年七月三日
7
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草むらの祕密の場所に野莓が姿を隱し甘さも隱す
平成二十九年七月三日
7
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雉一羽優雅に芝を歩きけり十二單を纏つた如く
平成二十九年七月一日
9
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古池を覗けば鯉が龜連れて餌やる人と思ひ寄り來る
平成二十九年六月二十七日
9
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しとしとと雨に濡れたる紫陽花の移りげなりし藍もしらじら
平成二十九年六月二十七日
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歸宅して電氣點ければ油蟲殺蟲劑になかなか死なず
平成二十九年六月二十七日
6
ゴキブリの生命力の強さに驚きまし...
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お腹見せ子犬すやすや眠りをり子猫は終にゐたづら止めず
平成二十九年六月二十四日
8
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子燕も巣立ちをしたり初めての翼廣げてひらひら舞ひぬ
平成二十九年六月二十四日
9
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蒲公英がコンクリートの割れ目より絮を飛ばして一生終はる
平成二十九年六月二十四日
8
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雨上り狹庭に出ればダンゴムシ太古の姿で群れてをるなり
平成二十九年六月二十一日
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かたつむり家を背負つて進みたる時間をかけて明日を探す
平成二十九年六月二十一日
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