コタローさん
のうた一覧
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蝉時雨今日の命を燃やしつつ我に「ガンバレ」「ガンバレ」と鳴く
平成二十九年八月九日
8
蝉時雨。
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一陣の風が吹きたる中空に羽根を廣げて鳥が乘りたる
平成二十九年八月九日
7
鳥。
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道端で擦れ違ひたる白き犬何度も何度も我を振り向く
平成二十九年八月九日
10
犬。
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夏空にふはりと浮かぶ雲の果て飛んで行きたい碧き惑星
平成二十九年八月八日
11
夏空。
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颱風の慘禍の後の花逹は健氣に咲きて生き物誘ふ
平成二十九年八月八日
5
台風其の二
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ぐんぐんと宇宙を目指して伸びる草土に根ざした運命諍ふ
平成二十九年八月六日
8
草。
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朝顏が地味に咲きたる草むらに彩を出しつつアピールしたる
平成二十九年八月六日
5
朝顔。
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夏空をひらりひらりと舞ふ蝶と草に止まりて動かぬ蜻蛉
平成二十九年八月五日
7
蝶と蜻蛉。
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休日を寢坊し過ごす空つぽの我を尻目に一日鳴く蝉
平成二十九年八月五日
11
蝉其の二。
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仰向けで足バタバタともがく蝉兩眼に映る空は何色
平成二十九年八月五日
9
蝉で詠みました。
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炎天の最中に在りて吹く風は緑も搖らす優しさを以て
平成二十九年八月一日
10
暑い時に吹く風は、とても心地良い...
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揚羽蝶二羽が絡まり舞ひ踊る戀の行方は夏空向かふ
平成二十九年八月一日
8
さてさて恋の行方は?
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夕闇になれど汗かきウオーキング月に蝙蝠家路を急ぐ
平成二十九年七月三十日
9
昼間歩けばよかったのですが、暑か...
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路地裏の黒猫光る二つの眼此方を見つめ去つて行くなり
平成二十九年七月二十八日
5
黒猫と眼が合い、しばらくして去っ...
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妖艷に羽ばたきながら黒揚羽花の蜜吸ふ吸ひ盡くすなり
平成二十九年七月二十八日
5
黒揚羽が、花の蜜を吸っていました...
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軒下の立派な羽根の燕等自由自在に夏空を飛べ
平成二十九年七月二十七日
11
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蝉時雨に傘も差さずに濡れてゐる短かき命このまま濡れたい
平成二十九年七月二十七日
9
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雜草よ拔きても拔きても生えてくるその逞しさ分けて下さい
平成二十九年七月二十七日
11
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蟇群れて跳ねれば青蛙一疋混じる幼き命
平成二十九年七月二十五日
7
青蛙の子可愛いかったです。
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雨降りの家の中にて鵯の聲聞く時ぞ雨は上がりぬ
平成二十九年七月二十五日
8
鳥の鳴き声を聞き雨上がりを知る。
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