詠み人知らずさん
のうた一覧
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氷上の土俵で四股踏みはっけよい今日の番付メロンとイチゴ
平成二十九年五月十二日
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昼下がりかちかち音立て溶けてゆく冷凍みかん仲直りせんと
平成二十九年五月十二日
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蓮池をゆらりゆらりと浮草の親子でうたたね蛙かな
平成二十九年五月十二日
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つぶつぶがふえておおきくなってゆくかけざんとくたびはじけとぶあせ
平成二十九年五月十一日
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夜空へのバスをそわそわ待ちわびてついに乗れた春の大曲線
平成二十九年五月十一日
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夕方に蹴り飛ばした黄色いボール月となり夢で笑い転げる
平成二十九年五月十一日
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明け方の冷たき枕に起こされて吾が児落とした雨粒拾う
平成二十九年五月十日
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涙なのか涎なのか…
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一本橋鼻唄混じりのバス渡りト短調からニ長調へと
平成二十九年五月十日
5
河川を挟んだだけでバスの乗車音が...
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声変わり若きカラスの応援団オトナコドモのこだまが響く
平成二十九年五月十日
5
ダミ声のカラスの鳴き声より
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かすむ夜に月にかわりて一仕事光やわらか五月八朔
平成二十九年五月八日
4
夜明け前にカーテンを開けたら橙色...
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こりこりと響き渡る日替りの小鉢の胡瓜前歯で咬み切る
平成二十九年五月八日
5
誰も居ない食堂で…
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そらまめが話し上手で酒進む気づけばさやに沈む夢枕
平成二十九年五月七日
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ふかふかした綿に注目して…
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春風に唆されて上の空焼きもち妬く君夕焼け色に
平成二十九年五月七日
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焼きもち妬きのかわいい彼女
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どこかで生まれた春はもう若葉の名札つけ海へ走る
平成二十九年五月七日
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立夏を過ぎ、早くも夏へ向かおうと...
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海隔てはるばる来る生餃子待ちわび港で日焼けする
平成二十九年五月六日
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本州以外の所にあるお店の通販広告...
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修道女小さな鐘手に追いかけて夕焼け小焼け置いてかないで
平成二十九年五月六日
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夕焼け小焼けが終わりそうな頃に、...
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寝心地が良すぎて二度寝する日曜牡丹の布団に獅子顔の父
平成二十九年五月六日
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「牡丹に唐獅子」と初めて知りまし...
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夕刻を報せる鐘に耳塞ぐ右は教会左は御寺
平成二十九年五月五日
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妙な気持ちになります
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しましまは嫌いと横向き君の引く横縞引き出し横並び
平成二十九年五月五日
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横縞を縦縞に…
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やねよりはたかくないけどばたふらいこうそうまんしょんごじうごかい
平成二十九年五月五日
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端午の節句 こいのぼりを見て…
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