ななかまどさん
のうた一覧
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雪の上にとよとよとよと降る雨は寒に慣れにし思念潤す
平成三十一年一月十八日
8
寒に入って厳しい寒さと雪でしたが...
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あたらしい病い一つを身につけて勲章なりと初春迎う
平成三十一年一月十七日
3
人間ドックで数値の悪い項目が見つ...
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冬耐えることの一つにしもやけは要らぬお世話を足の小指に
平成三十一年一月十六日
5
足の小指にできた「しもやけ」は、...
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風のきてマフラーなおし福寿草枯野にひと株一日豊かに
平成三十一年一月十五日
8
散歩の途中で雪の中に福寿草の蕾を...
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一月の太陽ついと山に入る凍てる今宵は土屋文明
平成三十一年一月十四日
6
寒い夜長の今宵は自然詠の「土屋文...
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どんど焼き火煙あかるく空へ延ぶ餅を焼く児の背中に恐竜
平成三十一年一月十三日
8
正月の飾りを集めて焼く「どんど焼...
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木枯らしは力まかせに星を研ぐ大三角形の冬の火は燃ゆ
平成三十一年一月十二日
12
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音もなく雪降り続くしばらくは黒き点なり梢の鴉
平成三十一年一月十一日
9
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乾っかぜ地蔵の餅も干からびて手押し車の静かに通る
平成三十一年一月十日
6
正月のお供えでしょうか「餅」も石...
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冬の月凍てたる空に寂しかりピアスのように添い居る金星
平成三十一年一月九日
11
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色持たぬ雪原はるか風わたる頭を垂れて吾とススキと
平成三十一年一月八日
5
雪が覆った原っぱは風が主役で、色...
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それぞれに雪を載せたる羅漢さん話し掛けたや木久扇の顔
平成三十一年一月七日
7
雪の帽子をかぶった十六羅漢さんの...
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初春や断捨離ちかいて帰る道百円ショップ羨ましかり
平成三十一年一月六日
5
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それぞれに故郷を去る新幹線気遣う顔の一人となりぬ
平成三十一年一月五日
8
新幹線のホームには帰って行く人た...
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正月の猫の寄りきて餌請えばともにめでたくお節を分けて
平成三十一年一月四日
8
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帰りくる人ら安らぐ顔のして玉砂利の音絶えることなし
平成三十一年一月三日
7
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印刷の賀状の隅の「元気です」病い得し君の右上がりの字
平成三十一年一月二日
8
入院していた友の賀状に自筆で「元...
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初春の家族の増えし慶びを六十二円の対角線に
平成三十一年一月一日
8
昨年はお世話になりました。今年も...
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平成の吾のあしあと振り返る吾には重い時代と思う
平成三十年十二月三十一日
5
災害の多い時代でした。とりわけ東...
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空おもく雪降り続く一日なり鏡の中の白髪を観る
平成三十年十二月三十日
8
雪の一日なので鏡も退屈しのぎの材...
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