ななかまどさん
のうた一覧
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亡き母が手を振りくれし病窓を訪ねてみよう桜さく日に
令和二年三月三十一日
17
母が生前過ごした病院の周りには桜...
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かたかごは裾そりあげて踊るなり三毳の山の春のプリマよ
令和二年三月三十日
8
栃木市の三毳山はカタクリ(かたか...
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咲き始む桜の花も雪かぶる罪な仕業よ南岸低気圧
令和二年三月二十九日
8
福島は昨日が開花宣言されたのです...
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第二のと区切られるほど人生は起伏に富んだものでもあらず
令和二年三月二十八日
11
退職する後輩の質問に答えました。
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なま起きで耳傾ける深夜便まだ明けぬ朝今日の一言
令和二年三月二十七日
9
朝5時まで放送している某公共局の...
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冬はもう忘れたはずの春の日の足の小指にうずく霜焼け
令和二年三月二十六日
10
布団を頭までかぶる癖があり、足が...
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廃炉まつ原子炉人を睨みおり好みてわれはここに立たずよ
令和二年三月二十五日
10
原発事故で発生する放射性物質を含...
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一条の光となりて走り来る帰れぬ街に鉄の道ゆく
令和二年三月二十四日
11
震災後九年ぶりに 常磐線が全線...
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花の蜜飲みすぎたのか蝶二頭なの花の丘若駒のごと
令和二年三月二十三日
10
蝶の数え方は 一般的には「匹」...
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春の日や水まだ硬く手を入れて朝とく釜の米あたたかし
令和二年三月二十二日
9
妻の留守に米を炊こうとしたのです...
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お彼岸の無口な父の側にいて戒名三度呼びかけてみる
令和二年三月二十一日
8
仏の弟子となった戒名で 線香を...
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おお風の吹くお彼岸の中日に甘きぼた餅祖霊と共に
令和二年三月二十日
6
今日は台風並みの突風が 吹きま...
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タンポポが春の陽ためて蒲公英になるお彼岸の海岸通り
令和二年三月十九日
5
西洋たんぽぽが古い家屋が続く ...
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種もみをあがないきてもまだ殘るメルトダウンの影いつまでも
令和二年三月十八日
9
稲作りの準備が始まりました。 ...
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とつとつと任地の酒菜かたりおり春の雪来て友の職退く
令和二年三月十七日
8
友の退職のお祝い会をしました。 ...
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惹かれるという字に若の漢字ありいくつになりても心きままよ
令和二年三月十六日
11
病院で看護師見習いの女性に応対し...
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川なりに歩いておれば春の水ふゆのあくたを次の街へと
令和二年三月十五日
9
もうすぐお彼岸です。 川の土堤...
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見上げれば赤布標識あたらしく雪の季節を歩く人あり
令和二年三月十四日
11
雪に隠れた登山道を歩く時に 目...
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どれほどに縋りついても言の葉はわれの姿の先をゆきたり
令和二年三月十三日
11
納得できる言葉に会えるのも 出...
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冬耐えて辿りつきたる蝶ならん傷つく翅に蜜を汲みゆく
令和二年三月十二日
6
菜花の花に飛んで来た蝶は いた...
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