ななかまどさん
のうた一覧
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シジミチョウ低くもつれてついてくる遠き祈りの巡礼の路
令和二年八月二十二日
12
四国の遍路道を歩いた時の回想です...
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脳内にコロナ冠助住まわせて新生活を御守りとせむ
令和二年八月二十一日
8
感染症学会が昨日コロナは第二波の...
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地方紙の隅をちいさく賑わすも紙面に載らぬ熊の弁明
令和二年八月二十日
12
餌となる秋の木の実ができるまで、...
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暑さ呼ぶ蝉時雨より抜けだして少しは涼し法師蝉かな
令和二年八月十九日
12
残暑お見舞い申し上げます。 夏...
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光年という永久のきらめきを星はかかえる新月の空
令和二年八月十八日
10
今年は台風が少ないので星空が良く...
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熱風に暑さ重ねる蝉しぐれ夕風吹けば秋のにおいす
令和二年八月十七日
13
観測史上最高の気温を記録している...
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できるなら茄子と胡瓜の馬たちよ父母の好みし道帰らなむ
令和二年八月十六日
15
今日は送り火。 胡瓜と茄子の牛...
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里にさき里に散りゆく山ざくら異国に祖父は七十五年
令和二年八月十五日
13
山桜をことのほか愛した祖父(亡き...
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八月の卓に定まる朝トマト熟れ採りという味の重さよ
令和二年八月十四日
12
自家栽培のトマトは木で熟したもの...
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迎え火を焚いてあなたを待ってますあなたが父祖を迎えしように
令和二年八月十三日
14
わが家では戸主が旧盆の迎え火を焚...
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烏瓜フェンス登るをためらわずこれ幸いと球児いぬまに
令和二年八月十二日
11
名鈴さまの「密かなる花」のカラス...
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向日葵の十万本に見つめられ黙の重さにたじろぎており
令和二年八月十一日
16
休耕地に向日葵を植えている畑を訪...
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真赤なる大輪のはな咲ききるも仕舞いこみたるダリアの花名
令和二年八月十日
11
昨年は満開の時に友に花の講釈をし...
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ワクチンができるまではとあまびえが消毒液はいかがと話す
令和二年八月九日
8
可不可さまお歌ありがとうございま...
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声高く心配するは親心旅立てる子に鴉の母は
令和二年八月九日
12
鴉の親がダミ声でさかんに子供を気...
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西瓜でて会話は切れる八月の顔の筋肉ゆさぶりて夏
令和二年八月八日
13
西瓜は家族全員の好物です。 ま...
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核の剣いまだ納めぬ大国の空につながる広島の空
令和二年八月七日
15
世界の現状は大国の確執を背景に核...
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かぶりつくトマトに残る濃き味に名前のありぬ浅野けっさく
令和二年八月六日
13
浅野喜久雄さんが10年かけて作り...
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小さきより走る電車の箱の数かぞえてしまうわれのクセなり
令和二年八月五日
12
何故か電車を見ると両数を数えてし...
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この姿われかも知れず屑米を食い損ねてる一羽の雀
令和二年八月四日
14
仲間が食べるのを見ている雀がいま...
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