ななかまどさん
のうた一覧
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青函の夢を運びし連絡船昭和の海に銅鑼の音聞こゆ
平成三十年十二月四日
8
青函連絡船「八甲田丸」を訪ねまし...
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縄文に土器を焼くこと壊すこと三内人は楽しめるかな
平成三十年十二月三日
4
ゴミの捨て場から完全な形で復元で...
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息すいて一つ大きく吐いて止めソレ地球より大根はなつ
平成三十年十一月二十八日
4
大根を引き抜くときは腰を痛めない...
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投句のる葉書ポストへ投げこめば四角の体内ゆび感じおり
平成三十年十一月二十七日
1
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行儀よく秋のひざしにあんぽ柿雪の降る日は雪の茶の子に
平成三十年十一月二十六日
6
渋柿をすだれ状に天日に干してあん...
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残業の机並べし二年半きみの笑顔が喪のはがきにくる
平成三十年十一月二十五日
4
かつての仕事の同僚の喪中はがきが...
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「ぴ」と叫ぶバーコードの縦線が吾に教える白菜の鮮
平成三十年十一月二十四日
4
セルフレジを通す時の音が新鮮度も...
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みずからの重み頼りに枝はなれ黄色の花梨笑いたるなり
平成三十年十一月二十三日
5
花梨の実が枯葉の上に落ちていて、...
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予報士の指揮棒しげく上下して霜月の空まことしやかに
平成三十年十一月二十二日
8
今日は朝の予報のとおり、薄日、曇...
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枯葉より蒲公英の黄あらわれて晩秋の終わりは詩集をひらく
平成三十年十一月二十一日
7
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あいさつを形ばかりにしたあとは気ごころ知れる妹になり
平成三十年十一月二十日
6
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公園に遊ぶ幼な子自由なり奔放なるは葛草のごと
平成三十年十一月十九日
6
子どもたちの動きから葛の生命力を...
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秋の田に耕やす吾を囲みたり鶺鴒の背に野生のひかり
平成三十年十一月十八日
14
田起こしをしていると餌の虫をもと...
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闇にありサボテンのごと芽をふきぬ寒に向かいて男爵の勢
平成三十年十一月十七日
6
暗所に保存しているじゃがいもの男...
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やさし陽を浴びてしあわせ蜂屋柿軒に吊るされ緋のすだれかな
平成三十年十一月十六日
9
蜂屋柿は干し柿の材料として最も美...
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門前の石段のぼる晩秋の風父の忌日の遠くなりゆく
平成三十年十一月十五日
6
父が逝ったのは2年前の晩秋のおだ...
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のけぞりてのけぞりて幹辿りたり時代は奈良のじじとばば杉
平成三十年十一月十四日
7
奈良時代に植えられたと言う神社の...
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返信の葉書かたわらにためらいと乗り気半々同窓の顔
平成三十年十一月十三日
6
同窓会の案内をもらったものの参加...
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心揺れことばに変えて記しおり飾るは難し定型の皿
平成三十年十一月十二日
5
三十一文字で感動をあらわし、伝え...
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次に落つその次に落つもみじ葉を鯉は知らねで空あおぎたり
平成三十年十一月十一日
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