ななかまどさん
のうた一覧
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現し身を等高線に描かせて鳥海山は白く立ちおり
平成三十年十二月二十九日
5
由利高原鉄道の車窓からの鳥海山は...
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冬木立そぞろ歩きは楽しかり線画揺らぎて歩調乱れる
平成三十年十二月二十七日
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川沿いの桜並木の枝影が線画のよう...
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食うものと食われものの理りを柿のこぬえに鵯ひーよ
平成三十年十二月十四日
4
柿の木に残った実を求めてヒヨドリ...
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行儀よく秋のひざしにあんぽ柿雪の降る日は雪の茶の子に
平成三十年十一月二十六日
6
渋柿をすだれ状に天日に干してあん...
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闇にありサボテンのごと芽をふきぬ寒に向かいて男爵の勢
平成三十年十一月十七日
6
暗所に保存しているじゃがいもの男...
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強き葉を背に咲きいでし山茶花を照らし入り日はおだやかに落つ
平成三十年十一月十日
5
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立冬へ豆たたく音はじく音音の乾きて冬遠からじ
平成三十年十一月九日
6
自家用の大豆を少し作っています。
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山門の石段かぞえ忘るころ風すこし押す赤のもみじ葉
平成三十年十一月八日
6
数えながら石段を登っていくと、も...
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身に付けし赤をはんぶん裾にひき白き雪待つ山もみじ晴れ
平成三十年十一月六日
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カエデは葉を落とし切った頃には、...
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吹く風にここぞとばかり葉を放つ欅清秋きっぷの良さよ
平成三十年十一月三日
10
秋の澄み渡る空へ向けて葉を飛ばす...
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北西の風吹き出せば大根の白きわまりて追って白き使者
平成三十年十月三十日
5
今日は冷たい北西の風が一日中吹き...
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太幹の粗き膚より音たてて銀杏は放つ黄金の扇
平成三十年十月二十五日
6
銀杏の葉は葉肉が厚いからでしょう...
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そぞろ寒満点星は赤く染む秋の気配を葉のリトマス紙
平成三十年十月二十日
7
満点星=ドウダンツツジ
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尾根道にミヤマリンドウ咲き仕舞う秋の紫見納めだよと
平成三十年十月十一日
7
山の花はリンドウが最終の様な気が...
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障子戸のわずかな隙間こじ開けて覗いてきたり澄みし秋の陽
平成三十年十月二日
7
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秋の色吸い込み始む棚田には一枚づつに夕日留まる
平成三十年九月六日
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灼熱の太陽地平に引き揚げて星の涼むや夏の夕空
平成三十年八月五日
3
初めての歌会参加です。よろしくお...
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秀峰の屏風となりて雲の峰台風さりて位置の定まる
平成三十年七月二十九日
7
台風が去って、いつもの山と入道雲...
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一日の命もらいてサロベツをキスゲが染める夏物語
平成三十年七月十七日
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サロベツ原野を黄色に染め上げるエ...
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六月の雨は一途に堰を越え雲の色して森の静まる
平成三十年六月十七日
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