ななかまどさん
のうた一覧
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育ちすぎたる胡瓜一本見つけたりセーヌの岸辺にぎやかな朝
令和六年八月一日
12
オリンピックの開会日に二の腕ぐら...
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信号は見たはずだったが身のうちをつらぬくように汗のながるる
令和六年七月三十一日
12
もしかして今通過した信号はと冷や...
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直角に花をつけたるウバユリに几帳面なる友の重なる
令和六年七月三十日
11
今の時季がウバユリの花期です。茎...
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車にて走りておれば突然にイノシシ横切り下句の出でず
令和六年七月二十九日
9
山道を車で走りながら一首考えてい...
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駅前の店はおおかた閉ざされてシャッターの壁無表情に建つ
令和六年七月二十八日
11
郊外の大型ショッピングセンターに...
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顔あげて背筋伸ばせばすいすいと空の無辺が宇宙へとつづく
令和六年七月二十七日
11
朝の散歩は暑くなかったので ...
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常夏の島へと日の本変わりゆく真顔で言うを真顔で聞けり
令和六年七月二十五日
11
このまま温暖化が進行すると日本列...
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引き潮が履き清めたる砂鏡夏雲映す土用丑の日
令和六年七月二十四日
14
海を見に出かけました。 潮...
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老いの影二つそろいて真夏日のわれと老猫炎暑に沈む
令和六年七月二十三日
14
連日の真夏日にわたしも猫もぐった...
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生真面目なポストの口を押し開き葉書一枚おやつとしたり
令和六年七月二十二日
12
買い物のついでにローソンのレジ前...
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紫のニンジンボクが咲き出せばマルハナバチのサロンとなりぬ
令和六年七月二十一日
12
西洋ニンジンボクの花に朝からマル...
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稀有なものの一つと思うわが姿鏡なしではありよう見えず
令和六年七月二十日
12
人類にとって「鏡」は大事な存在だ...
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帰りきてしばらく経てば旅ごころ鼻うたまじりにそわそわしおり
令和六年七月十九日
13
梅雨があけるというニュースを聞く...
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初恋は忘れるものにあらずしてたぶん死ぬまで何処へもゆかぬ
令和六年七月十八日
13
幼い頃の記憶は一生ものです。 ...
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とりどりの小さき靴下揺れており小さな暖簾なつ空の下
令和六年七月十七日
11
洗濯物が溜まったのかそれとも子供...
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ゆり開き新しき香の匂いくる蕊の歓喜に杣道すがし
令和六年七月十六日
14
ヤマユリが最盛期です。独特の強い...
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連休の三日目なれば家に居て喧騒遠く雨音を聴く
令和六年七月十五日
10
家族は出かけて一人留守番です。 ...
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過ぎ去れば傘のごとくについ忘れ降ればまたかと憂う天災
令和六年七月十四日
10
梅雨前線の活動が活発になり今夜か...
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とりたてることなけれども朝陽さす窓より青空見えるうれしさ
令和六年七月十三日
13
梅雨の中休みでしょうか今日は朝か...
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もぎたての胡瓜に味噌でかじりつく音を愉しみ喉を潤おす
令和六年七月十二日
9
味噌と胡瓜は単純な取り合わせなが...
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