ななかまどさん
のうた一覧
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冬の野に埋もれる言葉このペンのバネの力で押し出してみよ
令和二年十二月十六日
15
雪の一日でした。 外に出る...
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目が放つことばは誠かたりたり顔半分をマスク覆えど
令和二年十二月十五日
10
顔半分を意識しないで目を見て話す...
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目につかぬ隅の蜘蛛の巣掃除して老いのタスクの一つが終わる
令和二年十二月十四日
12
暮れの掃除を少しずつ。
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少しづつ形を変える雲のごとわれ追いかける歌の影あり
令和二年十二月十二日
10
改めて過去の駄作を見てみると ...
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不織布のマスクは声をとおせども見せてはくれぬ口もとの悲喜
令和二年十二月十一日
6
感情が出る口の形も微妙ですよね。
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日は陰り師走の風がなきだせばふくら雀にまた冬がくる
令和二年十二月九日
11
寒くなると羽毛で膨らんだ雀が人を...
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天平の阿修羅の像のまなざしの決意の前にわれはたたずむ
令和二年十二月八日
14
眉間に力を入れ真っ直ぐに前を見据...
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会津野の猫が駅長する駅でラーメン待てば冬日短し
令和二年十二月七日
7
会津鉄道の芦ノ牧温泉駅には猫の駅...
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棚にある書店の本ら口々にわれもやっぱり返本の箱
令和二年十二月五日
7
書店の話しですと「返本率」は四割...
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そらにみつ大和の国の御仏に白鳳人の祈りを想う
令和二年十二月四日
12
50年ぶりの「奈良」再訪でした。...
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いかに耐えいかに生きんと籠もる日々翅の痛みし蝶の飛びくる
令和二年十二月三日
8
65歳以上は行動がままならず忍耐...
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冬待つと言うにもあらず赤あかと思わせぶりな山茶花の花
令和二年十二月二日
10
一瞬「薔薇」かと思わせるような ...
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乾ききる音聞きたくて山の辺の落葉ふむとき秋の香のたつ
令和二年十二月一日
12
山裾の散歩道を散策しました。 ...
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こんなはずこんなはずではなかったと仰ぐ頂き六十六歳
令和二年十一月二十六日
12
低山の山歩きに出かけたのですが ...
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シャガールの馬のごとくに宙を舞うイチョウの黄の子ともに踊らん
令和二年十一月二十五日
11
ちょっと強めの風に イチョ...
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格子木に風のとどまる神無月ラーチの路は金に輝く
令和二年十一月二十四日
15
格子木=格子状防風林 ラー...
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唐松の黄金の道を登りつつ思い出したる夢ひとつある
令和二年十一月二十三日
5
山を登りつつ何故か10才の頃の夢...
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落葉の中をゆっくり車椅子季節のはざま幸せもある
令和二年十一月二十二日
21
親子と思われる車椅子の母娘。 ...
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秋の日の公孫樹の黄金ただ澄みて青へ青へと立ち上りたり
令和二年十一月二十一日
10
イチョウの「黄」と晩秋の空の「青...
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アクセルとブレーキどちらも踏めという仕方なきかな家族おもえば
令和二年十一月二十日
4
ゴーツーと自粛。匙加減がむずかし...
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