ななかまどさんのうた一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
|
|
- 凍空に飛行機の音さえるとき逝きし友の名つぶやいており 平成三十一年一月二十日 5 もっと見る
- 切り岸に灯台はるか立ちており吾を導きし人の逝きたり 平成三十年十二月二十五日 12 人生の先達とも尊敬する先輩が逝っ... もっと見る
- 障子戸を冬日のかけら入りきて母の好みし籐椅子の向き 平成三十年十二月二十一日 15 亡き母は冬日の射す窓辺で南東の方... もっと見る
- 残業の机並べし二年半きみの笑顔が喪のはがきにくる 平成三十年十一月二十五日 4 かつての仕事の同僚の喪中はがきが... もっと見る
- 門前の石段のぼる晩秋の風父の忌日の遠くなりゆく 平成三十年十一月十五日 6 父が逝ったのは２年前の晩秋のおだ... もっと見る
- 田廻りの父の姿はあらねどもにおいの同じ青田風ふく 平成三十年七月十五日 14 田廻りは稲の発育状況や水管理など... もっと見る
- 夕日濃く風を収めて青田道小高き丘に父母ねむる 平成三十年七月八日 11 もっと見る
- 懸命に生きたる一生ひとかけら小さき手帳に三十一字の母 平成三十年六月二十六日 7 母の遺品に生活のあれこれを詠った... もっと見る
- じゃがいもの花の畑に草を取る手ぬぐいかぶりの母呼ぶような 平成三十年六月二十日 8 もっと見る
- 送られしカーネーションに恥じらいて写りし母に今年の赤を 平成三十年五月十三日 8 昭和一桁。花をもらうことに慣れて... もっと見る
- 池の端に母たたずみて餌あたう彼の日のように小さき蛙 平成三十年五月八日 5 もっと見る
- 母親の苦労すこしも思ふなく千の日々なる千首を詠ふ 平成三十年五月六日 13 母は日々の生活を題材に千首あまり... もっと見る
- お母さん創作ノート有りますか黄泉の国にて歌詠むときの 平成三十年四月十五日 10 もっと見る
- 母親の窓から手を振る細き手に遠回りして多くを応ふ 平成三十年四月三日 6 病院の窓に立ち、見えなくなるまで... もっと見る
- 母のなかの小さき仕草少しづつ鮮明になりひととせの過ぐ 平成三十年三月十七日 9 もっと見る
- 思い出は少しさみしく帰りたり母の手入れしクリスマスローズ 平成三十年三月十三日 9 もっと見る
- 蕗の薹カゴからこぼれ母の居て遠い記憶のふいに新し 平成三十年三月三日 14 母親はよく蕗の薹を取って食べさせ... もっと見る
- しょうが湯を飲ませてくれた母のこえかぜ癒えたかと夢のはしにて 平成三十年二月十一日 8 もっと見る
- ひと匙のアイスクリームを口にして吾を見上げる母の笑顔よ 平成三十年一月二日 7 もっと見る
- 母の中の小さき仕草ひとつづつ鮮明になる香焚くおりは 平成二十九年十一月二十二日 11 もっと見る
