ななかまどさん
のうた一覧
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羊雲ひとつちぎれてまたひとつ想いわびしく秋ちぎれゆく
令和三年九月二十八日
11
秋はどことなく感傷的にさせる季節...
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球形の青くかがやく星の島けし粒ほどの人やうごめく
令和三年九月二十七日
12
宇宙人が観る日本列島の我々は ...
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手弱女のようなる茎に山背きて秋桜はいま秋桜の息
令和三年九月二十六日
13
冷たい山背の風に細身の秋桜は ...
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甌穴に導かれたるもみじ葉の回り続ける時を思えり
令和三年九月二十五日
8
甌穴=川の岩盤に削られできた円形...
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誰でもが弾けるピアノに座す人はショパンの詩に憧れおらん
令和三年九月二十四日
8
最近商業施設などで誰でも弾けるス...
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きみのいうパスタのコシはアルデンテうどんのコシと何処が違うの
令和三年九月二十三日
2
食い慣れたうどんといつも比較して...
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珈琲を飲み終え席を立ち難きサラブレッドの血統の先
令和三年九月二十三日
12
北海道日高のサラブレッド育成牧場...
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万物はその目をむけて十五夜の月のことばに聴きいるばかり
令和三年九月二十二日
11
皆さまの月のお詠に触発されて ...
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友として掛け替えのない太陽の恵みに熟れる向日葵の秋
令和三年九月二十一日
10
夏の太陽の光を浴びて 実を重た...
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昨宵のおもかげありて昼の月見守り神のごとくひそけし
令和三年九月二十日
13
明日は十五夜。 綺麗な月を期待...
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前線と思える黒き雲さりて冷えたる清し長月の朝
令和三年九月十九日
14
台風崩れの前線が通過して 良く...
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廃校を使いしディマシオ美術館やま奥なれば鹿がようこそ
令和三年九月十八日
10
北海道新冠町のディマシオ美術館を...
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咲く頃の節になりても曇る空曇らせたまま咲く曼珠沙華
令和三年九月十七日
13
九月の天候が良くないせいか 曼...
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十五度にあてて包丁滑らせば砥石の音のよろこびており
令和三年九月十六日
9
包丁に挟んで使う補助具を使うと十...
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山の端に陽の傾けば帰らんか小麦のルーのカレーなつかし
令和三年九月十五日
14
帰り道どこからかカレーの匂いが漂...
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夕暮れて畑を去るとき秋の日の温み一つの南瓜を抱え
令和三年九月十四日
15
今年は南瓜が良くできました。
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夫婦して食べる餃子の一皿は五個ではなくて六個がよろし
令和三年九月十三日
14
シェアして食べる時は偶数の幸せ。
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汝が頭貸してくれよとあき茜はいとねじ花反りて礼する
令和三年九月十二日
10
ねじ花に必死に止まろうとする赤と...
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ひ弱なる四つ葉の白菜植え替えてする親ごころ雨降りやまぬ
令和三年九月六日
11
種より育てた四つ葉の白菜を定植し...
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母のあじ思いだしつつ削りたるささがき牛蒡水へと放つ
令和三年九月五日
12
ささがき牛蒡に苦戦しつつ、きんぴ...
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