ななかまどさん
のうた一覧
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割れ目よりコンクリートに種を継なぐエスディジーズ雑草もまた
令和三年十二月十三日
10
コンクリートの割れ目を選んだ雑草...
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太古へと誘うようなり潮の香のアンモナイトの心地よき風
令和三年十二月十一日
14
山国育ちのわたしには潮風に吹かれ...
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みずからの思いか親の惨憺か樹下に転がる花梨の相思
令和三年十二月十日
9
親を思い子を思う気持ちを花梨に重...
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公園に後ろ歩きの人おりて惚けしと見るを鍛錬なりき
令和三年十二月九日
7
後ろ歩きは太ももやふくらはぎの筋...
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鈴懸の冬の陽あびて並べるは師走の街の祈りにも似て
令和三年十二月八日
13
枝葉の剪定されたプラタナスの街路...
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晩年を生きているはずその自覚わすれる時に旅心わく
令和三年十二月六日
7
青春18きっぷが10日から開始し...
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北風が吹きはじめてもコンビニの野菜サンドは季節挟まず
令和三年十二月三日
10
シャキシャキのレタス、ジューシー...
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夜の雪やま肌照らすお日様は霧へと変えて空へと返す
令和三年十二月二日
10
初雪が降りました。 日が照り昼...
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思うまま寒天の青浄めんと細枝を天に拡げる欅
令和三年十一月二十六日
10
澄んだ冬空に葉を落とした欅が思う...
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風息や枝垂れ柳の服うて風の形に揺れてなびきぬ
令和三年十一月二十五日
10
北風の吹く季節になってきました。...
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末枯れゆく休耕田の雑草に一炊の夢さめたるを見る
令和三年十一月二十四日
10
担い手の高齢化で立地の悪い田畑は...
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小雪に遊ぶ子供の腕まぶし光うごけりインディアンサマー
令和三年十一月二十三日
10
昨日は小雪。 今日は穏やかな一...
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軽ければ水の上がらぬ漬け物の重石のかげん母に聴かざり
令和三年十一月二十一日
8
漬け物を準備する季節になりました...
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うすあかき顔に染まりしかぐや姫里人見あぐ望月の空
令和三年十一月二十日
12
地球の影とはいえ薄紅く染まった月...
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片脚で立ちて靴下はくことを今朝も挑みてわが心押す
令和三年十一月十九日
9
老いは脚からと言います。 老化...
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いつも寄る珈琲店のわが椅子の作る時間に身を置く至福
令和三年十一月十八日
14
某珈琲チェーン店ですが いつも...
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渋ければ渋いほど良し干し柿の甘きに思う先人の知恵
令和三年十一月十七日
12
渋ければ渋い程あまい干し柿になる...
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霜月のひかり浮きいる湯の波に思い起こせり師走の雑事
令和三年十一月十六日
10
日帰り温泉に浸かり 師走のあれ...
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寒き朝夢を反芻して居れば袋すずめの姦しく鳴く
令和三年十一月十五日
10
うつらうつらと昨夜の夢を思いだし...
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王へんを当然なりと見にまとい生活の間の珈琲は王
令和三年十一月十四日
9
日常の節目ふしめに飲む珈琲は格別...
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