ななかまどさん
のうた一覧
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いのちあることを楽しめと雪かぶる福寿草の黄に春の陽は射す
令和五年二月十七日
14
雪があると花を開くことができない...
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ひかりなお残す夕空赫赫として古里を去るひとてらす
令和五年二月十五日
16
知人が介護付き老人ホームに入居す...
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先人の粒々辛苦が消えてゆく棚田を守る田の神さみし
令和五年二月十三日
19
里山の原風景である棚田が担い手不...
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冷えたればときめき目覚む和菓子屋の今川焼きのひかる銅板
令和五年二月十一日
18
冬のおやつの定番「今川焼き」は所...
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産まれたる波は朝日をはじきおり今日の一日を始むしるしに
令和五年二月九日
16
朝日と波のキラキラは山国に育った...
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筆熱く力圧しくるようにくる西郷の書く敬天愛人
令和五年二月八日
13
敬天愛人は天を敬い人を愛すること...
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マスクして人混み避けて生きており齢尽くまでいかされており
令和五年二月七日
17
だいぶ下火にはなってきたようです...
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如月の澄みし夜空の月と星花の季節を想いつつ寝ん
令和五年二月六日
16
ほんわりこ さま お歌ありがと...
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花いまだ遠き桜の硬き芽の春ほのかなりきさらぎの日の
令和五年二月五日
19
今日は暖かい一日でした。 雪ど...
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薄雪が風の姿に散りゆけば想うことまた振り出しになる
令和五年二月四日
17
木の枝に積もった雪の雪質はサラサ...
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冬真中陽射しか弱き節分の雪の筵の上に青空
令和五年二月三日
15
最低気温ー5度最高が一桁前半と寒...
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静かなる老いの道行き思わせて寒夕焼けに淡き影立つ
令和五年二月二日
19
寒の夕焼けはぐっと冷え込んで楽し...
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山茶花の花散り始む胸底に言わず過ぎたること積もりおり
令和五年二月一日
20
これから徐々に人と会い自由に話せ...
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長々と祈る人あり握りたる五円はいつしか人肌となる
令和五年一月三十一日
24
鶴岡八幡宮は平日でも参拝者が途切...
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ちろちろと火を焚くことなくなりてやるせなきこと何に燃すべき
令和五年一月三十日
18
焚き火のオレンジ色と揺れを見てい...
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生命線短き手のひら拡げつつ転生思う湯上がりの夕
令和五年一月二十九日
16
生命線が短いんです。 父母とも...
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芽吹たる玉葱いくつ吊るされて雪の下なる春土を恋いぬ
令和五年一月二十八日
17
吊るして保存している玉葱に芽が出...
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久慈川の氷花の流るる岸辺には春はまだかと梅の蕾みは
令和五年一月二十七日
13
茨城県大子町を流れる久慈川には厳...
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食べやすいようにと餌を移すとき猫の野生や爪立て答う
令和五年一月二十六日
10
丸い餌椀の中央に食べやすいように...
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田や畑がひと色となる雪の朝白き広野をそぞろ歩かん
令和五年一月二十四日
13
夜降った雪が白いキャンバスを作り...
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