ななかまどさん
のうた一覧
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目を閉じていれば貴方は傍にいて開ければどこにもいない現世
令和四年四月一日
8
おさげ髪の初恋の人は60年過ぎて...
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来ては往き来ては往きたるトラクター春田起こせば土は春色
令和四年三月三十一日
10
トラクターが田にはいり春の光景が...
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空を見て眼鏡をはずし汗を拭く君あたらしき表情を持つ
令和四年三月二十六日
9
友と共同作業をしました。 休憩...
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春の路陽のあたる方へ歩きたしわが影法師一人をつれて
令和四年三月二十四日
11
冷たい風が止んだので散歩に向かい...
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コンビニは優しくなりぬ個分けにて惣菜くだもの数多を揃え
令和四年三月二十二日
8
皮を剥きカットされた林檎やパック...
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寒もどり墓参の人のまばらにて心配しおり奥津城の春
令和四年三月二十日
12
寒の戻りと地震の影響でしょうか、...
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待ち待ちて春は来にけり山萌えて笑い踊りて命の芽吹く
令和四年三月十九日
9
彼岸の入りは冷たい雨になってしま...
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地に染みる弥生の雨の降る夜半に山から田へと神は降りくる
令和四年三月十八日
15
三月の雨が田んぼに降る頃に神様は...
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大地震にあの日のことを思いおりスノードロップの花咲きはじむ
令和四年三月十七日
10
昨夜の大地震には驚きました。 ...
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冬耐えて顔を出したる啓蟄の虫にそれぞれ春の青空
令和四年三月十五日
11
春の陽気に誘われて土中の虫たちも...
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春の音つくり流れるせせらぎに起こされたるやおはよう土筆
令和四年三月十四日
9
春の陽気に春の使者の土筆が出てき...
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声が降り影が走りてわが上を春の浜辺に天かける鷲
令和四年三月十三日
12
浜辺を散歩していると、狩の最中な...
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みずうみの冬の厳しさやるせなさ閉じ込めるごとしぶき氷は
令和四年三月十日
10
波しぶきが氷点下のもとで樹木に氷...
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流れゆく車窓の景色まなうらに飽きることなく十八きっぷ
令和四年三月九日
10
三月から青春18きっぷが発売中で...
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「おすわり」と主は言うけど猫は喰う権利のありて今日もツブ餌
令和四年三月七日
8
妻は猫に餌をあげるたび 「おす...
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一つ覚え二つ忘れてゆく吾の頭肉体だいじに使わん
令和四年三月六日
9
接種会場に時間場所の案内書を大事...
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ひそみたる雪とけのこる枯れ野にも寒を解かんと命の花芽
令和四年三月五日
13
うすべに 様 のお歌の「花芽」...
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わたつみの淡き紺碧吸い上げてノンレム睡眠や春の空
令和四年三月四日
10
潮風にあたりに出かけました。 ...
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朝の陽に冷露を浴びる蕗の薹萌黄の色と交わす「おはよう」
令和四年三月三日
13
雪の消えたあとから芽吹いてきまし...
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気づかずに脛傷つけてまた一つ見つけておれば脛愛しくて
令和四年三月一日
8
木のベッドの角に足をぶつけてしま...
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