ななかまどさん
のうた一覧
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良き歌が昨夜の布団に生まれしがおおかた忘れて朝粥そぞろ
令和六年十月二十二日
13
布団の中であれこれ推敲して完成し...
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人恋いて陽射しを恋いて来る猫の立てる尻尾の影長くなる
令和六年十月二十一日
12
最低気温が3度まで下がり冬の足音...
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耐えること良しとし生きる秋の蝿障子の桟にただに動かず
令和六年十月二十日
11
朝晩冷えてきたので暖を取るため障...
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畑仕事おわりしあとに憩うのは亡母が好みて座りしところ
令和六年十月十九日
13
大根と白菜の土寄せの作業をしまし...
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野分をも右に左にやんわりと往なし野に立つ芒は強し
令和六年十月十八日
11
秋に吹く強めの風さえも器用にさば...
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やや鈍く朝日をはじく秋の露足に触れるを戸惑い歩く
令和六年十月十七日
15
足元の朝露を心配しながらの散歩で...
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山深き白く濁ったふけの湯の露天の風呂に秋は駆けあし
令和六年十月十六日
13
秋田県鹿角市の「ふけの湯」を訪ね...
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手の鎌を大上段に振りあげて何かようかと蟷螂のボス
令和六年十月十三日
11
大きなカマキリを見つけました。 ...
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物干しの白きタオルに赤トンボ秋の短日はやも暮れおり
令和六年十月十二日
13
日没が早くなりました。五時過ぎに...
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一本に間引いた細き大根の足を洗えば愛し白さよ
令和六年十月十一日
15
二本の大根を一本に間引く作業をし...
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玄関に訪う友の声聞こえれば話したきこと溢れてきおり
令和六年十月十日
12
中学時代の友と三年ぶりに会うこと...
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長雨に圧しこめていた虚しさが記憶の底から不意に騒立つ
令和六年十月九日
9
ここ一週間毎日雨が降り太陽を見て...
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弱竹が秋の夜長をざわつけば雪虫が来てすぐ冬が来る
令和六年十月七日
14
いつの間にか雪虫が飛ぶ季節になっ...
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爽やかに透き通るかぜ穂をすすぐこのひととせに思いを馳せる
令和六年十月五日
13
米は八十八のテマヒマが掛かると言...
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葛の葉が占領したる川土手を強き秋風さんざめて吹く
令和六年十月三日
9
昨日は熱風、今日は涼風と ...
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柿の木につどい鳴き合う鵯の帰り静かな秋の夕暮れ
令和六年十月二日
13
日中はうるさいほどに集まって柿の...
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雨ごとに季節はすすみ赤ススキ名月草に野紺菊添う
令和六年九月三十日
12
暑かった日々がつい先日のような気...
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道元の教えは今も生きており若き僧らの眼のかがやけり
令和六年九月二十九日
10
永平寺を訪ねました。 修行...
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おだやかな山河なれども恐竜が闊歩していた越前福井
令和六年九月二十八日
8
越前のジェラシックパーク「福井県...
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昼と夜の長さが逆転する彼岸さみしくもあり楽しみもある
令和六年九月二十四日
10
きらきらと太陽が輝く季節が終わっ...
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