び わさん
のうた一覧
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雑草をつめども新芽顔をだす吾は天敵刈取り「ごめん」
平成二十九年五月二十一日
8
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小学時五階窓から宙にまう戦死せる父吾救いしか
平成二十九年五月二十日
6
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きみの名はジャーマンアイリス長いですされど美し気兼ねなく咲け
平成二十九年五月十九日
10
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腕相撲しようと言うと家内いう「私勝つわ」の元気に安堵
平成二十九年五月十八日
14
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だまりこみひたすら家内皿洗う吾(わが)難聴がいじめたのかも
平成二十九年五月十七日
9
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目が潤み「私一人で切れないの」亡母(はは)おもいつつ爪の介護す
平成二十九年五月十六日
33
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幸せが届けられたり母の日に家内とわかつ子らの心を
平成二十九年五月十五日
9
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透明な花瓶にいけしゼラニュウム白き根のばし私生きてる
平成二十九年五月十四日
8
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禅にいうすべての物は空なりとされど色とし壊さぬように
平成二十九年五月十三日
6
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寝たきりで「介護に感謝」との彼のベットをそっと朝陽あたため
平成二十九年五月十二日
8
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紫陽花の葉上に莟(つぼみ)かおをだすそだてたきみの赤子のように
平成二十九年五月十一日
4
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あるように為すべきことをなしたのちふっといきつぐゆ舟にゆれて
平成二十九年五月十日
3
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天法は人の力で変えられぬ道ありや問う知恵の袋に
平成二十九年五月九日
6
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僅かでも殻をやぶりて前に行く蕾が花にかわるがごとく
平成二十九年五月八日
15
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こでまりは白き衣(ころも)着うつくしくまるくさきけり小手毬をこえ
平成二十九年五月七日
4
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しくらめん散りゆく君にお礼肥え夫婦揃いてせめての感謝
平成二十九年五月六日
8
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父戦死さよならいわず五歳児に神の仕業か人の仕業か
平成二十九年五月五日
10
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鈴らんがきちんと並びこうべ垂れ白き衣(ころも)着朝陽を拝む
平成二十九年五月四日
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吾というかたちがありて風は吹く君の笑顔も幸という字も
平成二十九年五月三日
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介護する苦手な調理悩みつも「おいしかった」の笑顔期待し
平成二十九年五月二日
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