九條千鶴さん
のうた一覧
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もしかして猫のお腹には幸せがつまっているかもと撫でてみる
平成二十九年二月二十八日
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5・8・5・8・5(促音含まず)...
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軒先を歩いてわたる三毛猫の姿追いつつ微睡むお昼
平成二十九年二月二十八日
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故郷を思う心は強まれど故郷しらぬ彷徨い人よ
平成二十九年二月二十六日
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遠くから車の音が響くのを犬と一緒に待っていた夜
平成二十九年二月二十五日
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はねおどるあなたの声が聞きたくて星の名前を何度もきいた
平成二十九年二月二十四日
9
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お日様の匂いがしてる飼い犬の背中に顔を埋めるお昼
平成二十九年二月二十二日
9
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丁寧に書かれた手紙の便箋に滲むインクが涙のようで
平成二十九年二月二十一日
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いつからか夜より朝が怖くなり夢見ることもできなくなった
平成二十九年二月二十一日
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沈み行く夕日と共に駆け出して帰るはやさを競う童部
平成二十九年二月十九日
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見上げれば夜空が朝日を引っ張ってはしゃぐように着替えをしていた
平成二十九年二月十八日
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朝焼けの綺麗な空で思い出すまだ輝いてた美しい日々を
平成二十九年二月十七日
15
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お布団と雨音だけが寄り添って私の味方でいてくれる夜
平成二十九年二月十六日
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生きているだけで認められたい許されたい 猫になりたい
平成二十九年二月十六日
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いつの日か 自分自身を みとめたい 草木の芽吹く春のように
平成二十九年二月十六日
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何となく生きていけると嘯いて日差しのしたで目をつぶる昼
平成二十九年二月十五日
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白線をとびこえてあの思ひ出に帰れるときをさがしてゐるの
平成二十九年二月十四日
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白妙の砂のごとくに崩れ行く記憶のなかに残る傷跡
平成二十九年二月十四日
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夜が明ける怖さに震え眠る日はタイムラインが薬の代わり
平成二十九年二月十四日
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ツイッターがなくなったらとおもう...
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手紙にある相手を想う言葉たちお元氣ですかご自愛ください
平成二十九年二月十四日
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今はもう会えない人の幸せを祈る手紙が増えていく夜
平成二十九年二月十三日
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