滝川昌之さん
のうた一覧
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登山家の友のリュックにある空きは「ゆとりを持つ」の戒めの空き
令和四年二月六日
14
こんばんは。 社内登山部の...
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名のみ春 天神様の白梅に起こすメジロのアラーム利かず
令和四年二月五日
11
こんばんは。 結句『アラーム利...
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鬼太郎の下駄の音など聞けそうな植物園にて深大寺蕎麦
令和四年二月四日
14
こんばんは。 水木しげる先...
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恵方とは年ごと変わる向きでなく家路の先に待つ灯りなり
令和四年二月三日
15
こんばんは。 妻が用意した...
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グローブのように腫れてる紅い手は寒に網引く漁師たちの手
令和四年二月二日
13
こんばんは。 皆さんではな...
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陽ざしには春の気配の寒の日に「太陽の季節」惜しまれて逝く
令和四年二月一日
13
こんばんは。 ご冥福をお祈...
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ハモニカを吹く老人と聴く犬の二人が消えた冬のベンチに
令和四年一月三十一日
19
こんばんは。 通勤時に公園...
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いつか跳ぶ 未だに俺は助走中 助走のままで朽ちるとしても
令和四年一月三十日
13
こんばんは。 テレビCMで...
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老い梅は切られてしまい切り株に一輪咲いて無念を遺し
令和四年一月二十九日
11
こんばんは。 我が家裏に隣...
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人で無し 車内喫煙とがめられ若き正義を足蹴にすれば
令和四年一月二十八日
13
こんばんは。 反社会的な行...
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寒に耐え蕾を肥やし待つ花のごときに春へ咲け受験生
令和四年一月二十七日
12
こんばんは。 我が家の子供...
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スルメイカごとく干されしストーブに合戦後の子らの手袋
令和四年一月二十六日
16
こんばんは。 『雪合戦』、...
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過ぎたるは及ばざるかと加湿器の結露を拭う冬の朝窓
令和四年一月二十五日
14
こんばんは。 寝る前に洗濯...
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ネクタイの結び目ごとく俺流の型になった妻ぞ愛しき
令和四年一月二十四日
11
こんばんは。 三十年近く一...
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俺が来て話題を変える同僚は内示を受けた俺のポストの
令和四年一月二十三日
13
こんばんは。 次年度への人...
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歩道橋じゃんけんグリコで上り下り霜焼けの手を握り開いて
令和四年一月二十二日
17
こんばんは。 すみません、...
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明け遅く日脚が少し伸びる頃 探梅兼ねて辿る家路よ
令和四年一月二十一日
13
こんばんは。 梅の開花を探...
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冬の底もう上がるだけと強がれど新たなひびが指先チクリ
令和四年一月二十日
11
こんばんは。 冬将軍が『ま...
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保線夫が仕上げ具合を見下げればレールに映える明け方の月
令和四年一月十九日
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こんばんは。 今朝はいつも...
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北風が刺した待ち針抜くように湯船でほどく固めた背中
令和四年一月十八日
16
こんばんは。 拙歌は震災を...
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