滝川昌之さん
のうた一覧
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エアコンの要らない季節は短いと静かな秋を妻と分け合う
令和六年十月十四日
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こんばんは。 猛暑の夏から...
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鈴虫の初鳴きを観る翅とはねこすり合わせて恋を呼んでる
令和六年十月十三日
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こんばんは。 長男が見舞い...
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枯れぎわの芒が群雲呼ぶように上弦の月を隠す晩秋
令和六年十月十二日
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こんばんは。 昨夜観た窓か...
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友の名を思い出せずに卒業のアルバム捲るそんな病床
令和六年十月十一日
17
こんばんは。 今日は朝から...
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ジョンが持つ黄色いギターが欲しかった屋上で弾いたゲットバックの
令和六年十月十日
17
こんばんは。 一昨日がジョ...
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雨の日は雨音を聴け風音をそして自分の本音訊くんだ
令和六年十月九日
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こんばんは。 市民病院での...
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らしくない朝から髭など整えて若いナースの介護を受ける
令和六年十月八日
13
こんばんは。 妻と次男が私...
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一晩中ギター弾こうよコードC黙ったままの二人でいよう
令和六年十月七日
15
こんばんは。 拙歌は、皆さ...
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五線紙に画いた音符が走り出す勝手にギターとピアノ拾って
令和六年十月六日
15
こんばんは。 今日はかなり...
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西空が梨色なんかに染まったら秋はもうすぐ熟して落ちる
令和六年十月五日
17
こんばんは。 病床にて妻が...
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年末の湯宿目指して治療する鈍痛に耐え妻の手握り
令和六年十月四日
17
こんばんは。 またまた旅行...
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最後かな来夏へ向けて種を採る蔓はそのまま小さき朝顔
令和六年十月三日
17
こんばんは。 私の治療をめ...
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遊歩道 金木犀の香を踏めば貴婦人ごとくしばし連れ行く
令和六年十月二日
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こんばんは。 療養中は妻と...
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病床に寄せ書きボールが届けられトライとるまで走るしかない
令和六年十月一日
17
こんばんは。 昨夜、寄せ書...
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茶碗蒸し梅肉入れて妻が出す療養中の俺の朝食
令和六年九月三十日
13
こんばんは。 昨夜、久々に...
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むかし観た映画探してもう一度これから夜が長くなるから
令和六年九月二十九日
15
こんばんは。 昨夜、私の体...
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この夏も庭にいくつも掘った墓埋めた蝉たちまた数年後
令和六年九月二十八日
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こんばんは。 数年後に果た...
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ユトリロの白の時代を塗りにゆく奥底深い悲しみ色に
令和六年九月二十七日
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こんばんは。 大学4年生の...
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清秋が撫でてく街の木々たちは初恋ごとく頬染めてゆく
令和六年九月二十六日
14
こんばんは。 こちらもだい...
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人型に成って気配が消えてゆく寝室に残る妻のぬけがら
令和六年九月二十五日
13
こんばんは。 妻が出勤の明...
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