滝川昌之さん
のうた一覧
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名月の夜は終いと明け空に終止符(ピリオド)となる明星ひとつ
令和二年十月二日
18
こんばんは。 『中秋の名月...
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給湯を点けずに済ます洗顔もあと数日と撫でる剃り跡
令和二年十月一日
16
こんばんは。 風呂の設定温...
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ほとばしる瑞々しさが口中にシャリシャリ食感もう言うことナシ
令和二年九月三十日
17
こんばんは。 果物好きの家...
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望月を恋愛成就に例えれば満つ直前の夜の楽しや
令和二年九月二十九日
20
こんばんは。ご存じ、荒井由実さん...
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係留を結び直せば台風の 進路の入り江 船黙り込む
令和二年九月二十二日
17
こんばんは。 午後の散歩中...
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ホバリング何千匹で支えても落ちる入り日を止めれぬトンボ
令和二年九月二十一日
16
こんばんは。 連休中に腰を...
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黄葉を灯し始めて桜木は花も実も無い秋はシックに
令和二年九月十八日
16
こんばんは。 『黄葉を散らし始...
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西窓を護り続けた葉と蔓と褪せたゴーヤに添うあかね雲
令和二年九月十四日
22
こんばんは。 今夏はキッチ...
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間奏のような季節の変わり目の夏の余韻に歌詞は要らない
令和二年九月十一日
19
こんばんは。 『坐骨神経痛...
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小粒でも台風からの千切れ雲 山椒のごとくしびれる驟雨
令和二年九月七日
15
こんばんは。 台風の影響な...
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春ならぬこの世の秋と絡み合い雨後の草原群れ飛ぶ蜻蛉
令和二年九月三日
13
こんばんは。 未明にものす...
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南方の野分憂いつ入れ替わる空気に安堵の新涼を得る
令和二年九月一日
18
こんばんは。 沖縄へ出張中...
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八月の最後の風に弧を描き夏の警邏を退く浜のトビ
令和二年八月三十一日
12
こんばんは。 江の島を挟む...
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鈴唱(りんしょう)は始まっていて指揮をする 先生は月 仰ぐスズ虫
令和二年八月三十日
14
こんばんは。 初句を『輪唱...
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高くなる空へと立てば半分は初秋の風にちぎれゆく雲
令和二年八月二十七日
23
こんばんは。 気象予報士の...
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打ち水に誘われ降りる蝶のごと暖簾ひらりと停まる一客
令和二年八月二十六日
19
こんばんは。 『蕎麦切り...
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夕立は粗熱を削ぎ水滴の残る網戸が招く涼風
令和二年八月二十四日
17
こんばんは。 今日は昨日の...
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どうやらね残暑の峠は越えたかと夏バテ馬は往く肥える季へ
令和二年八月二十日
16
こんばんは。 少しずつ、少...
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暑過ぎて引っ込めようかと戸惑いの芒の穂先の早秋もあり
令和二年八月十八日
19
こんばんは。 土手に芒の穂...
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軽くなりそよぎ始めた海風に誰かがせつない秋を見つける
令和二年八月十六日
21
こんばんは。 外に出ると擬音で...
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