滝川昌之さん
のうた一覧
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朝帰り恥ずかしそうに近所の娘やや眩し気な空に俯き
令和四年十一月七日
12
こんばんは。 昨日の朝、彼...
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六地蔵 熟れ柿一つずつ置かれ笠も頼むと近き雪まで
令和四年十一月五日
13
こんばんは。 『常勝寺』と...
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ふたに付く飯粒すべて拾い喰いシウマイ弁当値上げを痛む
令和四年十月五日
14
こんばんは。 ランチタイム...
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警笛を何度も鳴らし遅延した列車はホームの殺気に停まる
令和四年十月三日
12
こんばんは。 先週、帰宅時...
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職場では古参の俺も町内の寄り合いではまだ酒を注ぐ役
令和四年九月五日
12
こんばんは。 町内にはお元...
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古書店の狭い通路は譲り合う出会いの運が落ちないように
令和四年九月三日
11
こんばんは。 コロナ禍の最...
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良い加減(いいかげん)漢字で書けば程よいが仮名表記ではずぼらでもある
令和四年七月十九日
14
こんばんは。 頻繁に予定や...
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ぐるぐると財布の中を逃げ回りレジを待たせる端数の小銭
令和四年五月二十三日
13
こんばんは。 店舗によって...
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見かけだけ見てはならぬと電車内 茶髪ピアスが座席を譲り
令和四年五月十八日
13
こんばんは。 『どうぞ』と...
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怪我をして初めて気づく歩道にはこんなに段差が数多あること
令和四年五月十七日
14
こんばんは。 二年前に『坐...
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若手らがやんちゃな盛りを平らげて俺は胃薬飲む水を待つ
令和四年三月十三日
11
こんばんは。 いやぁ~、喰...
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鬼太郎の下駄の音など聞けそうな植物園にて深大寺蕎麦
令和四年二月四日
14
こんばんは。 水木しげる先...
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人情は下町にして「おもうまい」頑固おやじの中華屋にある
令和四年一月十二日
17
こんばんは。 『おもうまい...
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船箪笥ごとく古きを手入れして鈍く光れと老いを生きたし
令和三年十二月八日
15
こんばんは。 師走の朝、走...
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峠には釜めしを売る駅があり停車時間の車窓せわしく
令和三年十一月二十日
13
こんばんは。 すみません、...
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主演より助演の動きが味を出す放送作家の引き出ししだい
令和三年十一月十七日
14
こんばんは。 夕刻の東の空...
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平日のニトリを歩く妻たちが手に取りながら置いてく時間
令和三年十月十八日
13
こんばんは。 藤沢駅前の百...
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糸島のどんな傷みも振り切れるブランコ秋の夕景に在り
令和三年九月十七日
19
こんばんは。 現在、熊本に...
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格下の相手に苦戦 格上と自負したときに敗けていたのだ
令和三年九月三日
14
こんばんは。 昨晩のサッカ...
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老い人の宿り木としての図書館の休館の日の避暑を愁うや
令和三年八月三十日
16
こんばんは。 こちらは今日...
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