田中ましろさん
のうた一覧
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触れ合った場所からふわり芽生えゆく想いは棘を持たない野薔薇
平成二十三年二月三日
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悲しみを砕いたやつを敷き詰めて人生はやや平坦になる
平成二十三年五月二十三日
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悲しみを越えて歩いている。だから...
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感情を持たない雨に打ちぬかれ君の背に染みこんだ東京
平成二十四年五月二十六日
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それは遠く、遠くなる背中
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君の「好き」に濾過されてゆく 泥水が純水になるような純真
平成二十一年三月十日
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「好き」は「漉き」。心を浄化して...
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欧州の果てモン・サン・ミッシェル霞む あなたが良いならそれで良かった
平成二十一年五月二十七日
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2週間ほど欧州を放浪してました。...
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間の悪いソウルメイトな僕たちは会えないことを分かり合ってる
平成二十一年六月二日
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すれ違っても、ソウルメイトなんだ...
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いま僕の戦闘コマンドにはきっと「たたかう」「にげる」と「したがう」がある
平成二十一年六月六日
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夫婦喧嘩。ほかには「みつぐ」とか...
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かなしみはだいぶ癒えたよ かさぶたになってて痒いときもあるけど
平成二十一年六月六日
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そこで掻いてしまうと、また傷口は...
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美しい別れなどないひび割れてざわついている踵を撫でる
平成二十一年七月三十一日
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泣けるなら、泣いたほうがいい。
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簡単に言えば2秒で終わるけど話してたいからわざと言わない
平成二十一年八月十五日
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好き。
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歌うたび心の逢瀬繰りかえす誰も知らない静かな森で
平成二十一年八月二十四日
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届け、と祈り続けてる。
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完全な自由は無重力に似てうまく生きられないアゲハチョウ
平成二十一年九月十四日
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どこにいても、なにをしても、誰に...
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午前四時 わたくしはまだ生きていて明日のことを考えはじめる
平成二十一年十月三十一日
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寝たらもう二度と起きられないよう...
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思い出し笑いは自由 始発には誰かを想う人があふれる
平成二十二年二月十六日
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連作「ジェンガ」より
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世界一愛してるって叫ぶとき愛は相対的だと気付く
平成二十二年七月十九日
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誰かと比較して、誰かを愛してる。...
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傷口に新たな恋を塗る君は正しい歩き方を知らない
平成二十二年八月二十二日
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恋の傷を別の恋で覆う。その繰り返...
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手をつなぐことに憧れてるうちが幸せだったのかもしれない
平成二十二年九月十九日
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がんばれと書いたメールを送れずに保存フォルダでこっそり泣いた
平成二十二年十一月二日
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左利きだったね ハグも口づけもかならず一度ためらう君は
平成二十三年一月二十二日
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そのぎこちなさが好きだったんだ。
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わたしたちたぶんすべてが狂っててだからすべてが輝いていた
平成二十三年二月三日
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うらとおもて。最後に何を守ろうと...
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