恋葉さん
のうた一覧
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朝晩の飯が美味くて幸せだむしろそれしか幸せがねえ
平成二十八年十一月十六日
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モノクロの写真が色づく時がある時代と時代が引き合うように
平成二十八年十一月十六日
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生命は卑しきものぞ腋窩には噎せ返る程黒き豊穣
平成二十八年十一月十六日
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幽霊のような北風耳元を舐めて過ぎ行く次の人へと
平成二十八年十一月十六日
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雨よ街の汚れも洗い流してよ天国に帰る時持って行ってよ
平成二十八年十一月十九日
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初めての朝日に肌を焼かれつつ己を夢と知りし少年
平成三十年七月二十日
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雪女夏の暑さに溶けたるをボトルに詰めて近日発売
平成三十年七月二十二日
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少女らが蛞蝓犯す午後三時日差しに燃えて大気ゆらめく
平成三十年七月二十六日
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早朝の窓の外には空があり上にも下にも空だけがあり
平成三十年七月二十七日
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深海の社に響く賛美歌を幼い子供だけが受信する
平成三十年七月二十八日
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本当の自分を隠して生きたくは無いと皮や肉を脱いで疾走、のち失踪
平成三十年七月二十九日
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月は何故一つなんだろ二つならこんな綺麗な空じゃなかった
平成二十八年十月十七日
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「人殺し」叫ぶ女の足元で殺されているタンポポの花
平成二十八年十月十八日
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青すぎて発狂しそう殺人を願うのはきっとこんな空の日
平成二十八年十月十八日
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感情論捨てて理性のもとに立て「キモい」がいかに無意味かを知れ
平成二十八年十月十九日
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差別主義者へ
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冷酷の罪よこたわるリビングは戦争特番、後バラエティ
平成二十八年十月二十日
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「ああ、神よ、罪とは冷酷のことで...
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金閣寺焼いた焔を灯火に本を読みたい午前零時に
平成二十八年十月二十日
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人間は無性生殖しないからマリア様とて純潔じゃない
平成二十八年十月二十一日
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かあさんはこーとになってあいにきたあすとらかんのぼくは 泣いた
平成二十八年十月二十一日
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羊毛コートを見てなんとなく
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あの風になれたらいいなそうしたら何処にいたって抱きしめに行ける
平成二十八年十月二十二日
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