恋葉さん
のうた一覧
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孤独こそ友達だって言うのなら孤独じゃないからやっぱり孤独だ
平成二十八年十一月三日
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アンブレラくるりくるりと闊歩してはいいろ街の虹のパレード
平成二十八年十一月二日
5
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殺したのはあいつかそれとも世の中かどっちにしたって傷は消えない
平成二十八年十一月二日
1
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表現をさせろなんだっていいからじゃないと誰か殺しちまうから
平成二十八年十一月二日
1
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シャボン玉にあかやきいろのいろがつき道路に夏のまほうをかける
平成二十八年十一月一日
3
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少年が麦わら帽に手をかけて淡く滲んだ虹を見ている
平成二十八年十一月一日
5
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咲く梅は星に似たりとテンジンサマそんなら地は夜空の鏡
平成二十八年十一月一日
2
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寒ささえ愛おしきかな帰り途多少の奇跡も信じたくなる
平成二十八年十一月一日
5
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臓器まで沁み入る寒さホカホカとごはんに抱かれ成仏してく
平成二十八年十月三十一日
4
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ベビーカーの巨人の掴む飛行機よ心の空へいざ出航だ
平成二十八年十月三十一日
3
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あかんぼに笑いかけられカップルの微笑み優し父母に似て
平成二十八年十月三十一日
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セーターの陰影やわくうごめきて風を抱きし繊維の豊穣
平成二十八年十月三十日
3
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ぷくぷくと下くちびるをつきだして途切れ途切れのやわらかき喃語
平成二十八年十月三十日
4
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幼子のゆびさすさきになんぞある走る景色を見つめていたり
平成二十八年十月三十日
3
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稚き子母と祖母とに挟まれて大きくなったあんよの踊る
平成二十八年十月三十日
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門前に友を待てどもくたびれて頁をめくる読みさしの本
平成二十八年十月二十九日
5
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大いなる校舎震わせ高らかに少年少女の歌空を行く
平成二十八年十月二十九日
5
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連なりて自転車のゆく少年のおしゃべり乗せて急ぎ過ぎずに
平成二十八年十月二十九日
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よーいドン一瞬を待ち張りつめし魂かける翼となりて
平成二十八年十月二十九日
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寝転べば我が脳に鳴く蝉二匹電球の白身に入りて刺す
平成二十八年十月二十八日
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