藤本さん
のうた一覧
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深緑色のセーター着て今日は君の森林浴でありたい
平成二十八年十二月二十四日
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薄汚い涙を墨にして白い紙にでっかく書けよせいぜい
平成二十八年十二月二十一日
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合鍵をポストに入れる手の震え 副流煙すら嫌いになれず
平成二十八年十二月二十日
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乾涸びた精液触る 一万年経ったら俺を誰も知らない
平成二十八年十二月二日
3
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知らねえよ人が生まれる訳なんて 誰しもに降る平等な雨
平成二十八年十二月二日
4
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踊り子が点滅している状況を裂けば広がる風が冷たい
平成二十八年十一月十八日
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くらやみにとけたこころがもどらない 朝焼け 雀の声は暴力
平成二十八年十一月一日
4
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年取った証拠みたいで嫌だからきつめに髭を剃って血が出た
平成二十八年十一月一日
4
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真昼間に乗ったブランコ夜になら一人でならばまだ漕げるけど
平成二十八年十一月一日
3
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薄闇に浮かぶつがいのシルエット 遠くの島の歌が聞こえる
平成二十八年十月十五日
3
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曖昧な言葉は風と似ているね 刺されるほどのほんとうがいい
平成二十八年十月十五日
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空瓶が大きく口を開けすぎてひび割れたことも笑えるのかな
平成二十八年十月十五日
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歌詞の意味ばかり気にして生きてるとメロディみんな消えてしまうね
平成二十八年九月十四日
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窓の外眺めて出たいと鳴く猫の様に喘ぎは一人虚しく
平成二十八年九月十四日
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皮剥ぎを繰り返したら消えちゃった そこに残ったわずかな異臭
平成二十八年九月十三日
3
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大げさに見せびらかしたジーンズのダメージ加工はよく見る個性
平成二十八年九月十三日
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不二家ネクターと夜風の公園でやさしいぬめりけが少し怖い
平成二十八年九月十三日
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むらさきの空が焦躁感を呼ぶ感じるだけじゃなにもできない
平成二十八年九月十三日
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きっとこの工事の間に引っ越して変わったなあとか言うんだろうな
平成二十八年九月十三日
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ダサいパンツ選んで履く日は(仮)マークを隣に置いて歩こう
平成二十八年九月十二日
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