藤本さん
のうた一覧
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真昼間に乗ったブランコ夜になら一人でならばまだ漕げるけど
平成二十八年十一月一日
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乾涸びた精液触る 一万年経ったら俺を誰も知らない
平成二十八年十二月二日
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童貞を捨てました でも、久々の、君と、話せ、る、まで、は到、底
平成二十八年十二月二十九日
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こわれゆくことと成熟することは似てる 目指せよ強靭な青
平成二十八年十二月三十日
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「突っ立って何してんだよ」「席に女子」悟ったような顔の堀井だ
平成二十九年一月十一日
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手を振って一人で深夜バスに乗る 割増料金分の寂寥
平成二十九年一月二十一日
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鮮やかなネオンサインの街にいて歩くそばから溢れてる影
平成二十九年一月三十一日
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水9・原液1のカルピスが今の舌には合ってるらしい
平成二十九年五月十六日
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「まあそんな嫌いじゃないよ?ものすごく好き、って程じゃないんだけどさ。」
平成二十九年十一月二十一日
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恥見せて罵倒をされて叩かれてケツが赤いぜ フォトジェニックに
平成二十九年十一月二十一日
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意味があることに意味などないんだし感覚気分セブンイレブン
平成二十九年十一月二十一日
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哀れなるティッシュに黄色く乱れたる妄想野望欲望希望
平成二十九年十二月三日
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クリスマスムードの街でたちんぼが俺を待ってるように立ってる
平成二十九年十二月十七日
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去りぎわに少し掠めた髪の毛の匂いで目の前が揺れている
平成三十年二月十日
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目を閉じてきみを想えば曇りゆく心に夕陽が射し込んでいる
平成二十八年九月十二日
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大げさに見せびらかしたジーンズのダメージ加工はよく見る個性
平成二十八年九月十三日
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窓の外眺めて出たいと鳴く猫の様に喘ぎは一人虚しく
平成二十八年九月十四日
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薄汚い涙を墨にして白い紙にでっかく書けよせいぜい
平成二十八年十二月二十一日
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使用済みティッシュに黄色く滲みゆく野望欲望妄想希望
平成二十九年一月二十九日
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透明な小便を出す こんな俺にも身体にはある濾過装置
平成二十九年一月二十九日
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