詠み人知らずさん
のうた一覧
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もう夢は見てられないと捨てられた灯りと共に藻屑と消える
平成二十一年六月八日
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ひなたでは咲けない花は移植する秩序に沿って進む席替え
平成二十一年六月七日
6
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まもるべきものの重さに耐えかねてたまに折れたくなる時がある
平成二十一年六月七日
14
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もし赤い糸がこの世にあるのなら一人だけでも待っているなら
平成二十一年六月六日
1
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かなしみの底を焦がして焼くプリン君の口にはきっと合わない
平成二十一年六月五日
13
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九年前烏丸駅であのひとが「やるよ」と言った傘がこわれた
平成二十一年六月四日
7
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もう今は夢にでてきた君の手を握りかえせるほど大人です
平成二十一年六月四日
5
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みちばたの水鏡ひとつ飛び越えてゆく さようなら五月のひとよ
平成二十一年六月三日
10
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何もかも捨てておいでと言う人へ「いってきます」は別れの言葉
平成二十一年六月三日
4
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思うほど強くなかった私にも待ってる人がいるから帰る
平成二十一年六月三日
1
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真夜中に気高く咲いた女王はゆらりしなだれてゆき 崩御
平成二十一年六月三日
2
月下美人の英語名はナイトクイーン...
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孤高とは分かち合えなくてもいいと咲ける強さか 月下美人よ
平成二十一年六月二日
1
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ただしさを求めて旅に出た君の迷いを知らすあじさいのいろ
平成二十一年六月二日
5
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おさなさという残酷に耐えかねて引きちぎられたボタンの揺らぎ
平成二十一年六月一日
2
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おさなさを残して消えた六月の白いリボンが風にひらめく
平成二十一年六月一日
2
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あさがおの幼いみどり母となり子の「にっきちょう」たどる休日
平成二十一年五月三十一日
2
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独り身であったろうかと錯覚す日の寝室に香るくちなし
平成二十一年五月三十一日
5
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恋だとか愛だとかいうさびしさに二度と私をまきこまないで
平成二十一年五月三十日
6
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届かない天窓だけは閉められずいつもそこから恋が舞い込む
平成二十一年五月三十日
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終電で帰れよなんて言うのならこんなとろけるキスをしないで
平成二十一年五月三十日
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