鈴木たとえばさん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:新着順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
親友が恋人を得し水際が夜という喪を纏いて静か
平成二十八年八月二十八日
6
もっと見る
紙束の塔をいくつも置いてゆき重ねる翳に 逢瀬の密度
平成二十八年八月二十八日
5
もっと見る
てのひらとてのひら合わす瞬間に静脈という樹木の昏さ
平成二十八年八月二十七日
8
もっと見る
百合みだるる螺旋階段上りゆく我という愛を逃れるために
平成二十八年八月二十七日
7
もっと見る
空だけが見える心が欲しいとき瞳孔という暗き縁取り
平成二十八年八月二十七日
6
もっと見る
無人駅、電車ゆっくり入り来て鉄の花から綻びはじむ
平成二十八年八月二十六日
6
もっと見る
夕暮れに轢かれし犬を見ておれば君を信じるという退屈
平成二十八年八月二十四日
7
もっと見る
油絵に塗られしような雲間あり君を愛した過程のような
平成二十八年八月二十四日
8
もっと見る
月光が雨後の欄干濡らす時ああ夏という一人の母胎
平成二十八年八月二十三日
11
もっと見る
教室に孕まれてゐる私たち窓に夜闇の皮膜が降りる
平成二十八年八月二十三日
10
もっと見る
夕空に虹の足くび溶けてゆき明日も君のことを想おう
平成二十八年八月二十二日
10
もっと見る
意図的に選択されるモノクロが君にもありて真冬の切手
平成二十八年八月二十二日
6
もっと見る
バタイユが好きと初めて聞きしとき君が大きな瞳に見えて
平成二十八年八月二十二日
8
もっと見る
台風の雲がふつうのくもになるその寂しさの教室に居る
平成二十八年八月二十二日
9
もっと見る
底といふ退屈持てる海原は貞操帶で核の黄昏
平成二十八年八月二十二日
3
もっと見る
今をただ怠惰に揺れる鈍行に夏の終わりは未だに夏で
平成二十八年八月二十一日
6
もっと見る
右頬にクラウセヴィッツ浴びせられ我には君が語尾まで摩擦
平成二十八年八月二十一日
5
もっと見る
君と見しキャンプファイヤー 脹らみて金閣燒きしほどの空間
平成二十八年八月十九日
6
もっと見る
教科書を積みて墓標のやうなるを君の親指の微熱が崩す
平成二十八年八月十九日
5
もっと見る
抜かされたアルファベットの一文字を書き足すように我を抱くこと
平成二十八年八月十九日
7
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
>>