萱斎院さん
のうた一覧
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あふさかと呼びし流れをせきとむる すぎにし方の葛をうらみむ
令和五年九月十一日
6
過ぎ去る時というのは残酷ね…♪
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つゆしげき小萩がもとをながむれば 色かはりぬるあきは来にけり
令和五年九月九日
10
花ばかりに気を取られていたら,下...
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つばいちに鐘の音ながすはつせがは 数ならぬ身のゆくすぢしめす
令和五年九月八日
8
長谷の観音さまにお祈りすれば…♪
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かたしきのむかしの宿とたづねきて くち木のもとぞおもひ出づべき
令和五年九月七日
7
昔,かよってくれた家さえ忘れてし...
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かぎりあるちぎりのはてをうらみわび ゆくへも知らでけぶりたなびく
令和五年九月六日
7
心を開けずに終わってしまったけど...
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散りゆくをあはれとおもへ 色おほき打ち振る袖にゆかりとぞ見る
令和五年九月五日
10
きみは色好み…わかっていても惹か...
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たまさかにみちゆく人のあふぎみて 光にしをるるたそかれの花
令和五年九月四日
9
やっぱりあなたはかの人…まぶしす...
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宇治山の端をかすませてたつ霧の やがて身を知る雨とふるらむ
令和五年九月四日
8
山肌に流れる霧を見ていると,袖濡...
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ちぎりしもはやくのことと思ひたえ まつが枝わたる音をのみぞなく
令和五年九月三日
9
もうあきらめたと心に決めても,や...
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夕さればはかなくならむうきみにも 月やはあきの野をおもはする
令和五年九月二日
10
日が暮れたら命尽きるようなはかな...
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虫の音のことにいでつるあはれかな 高きくもゐに月ぞてりける
令和五年八月三十一日
9
やっぱり浮気なひとね…かわいい人...
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なげけどもよをふる月のおほかたは 虫の音にだにまさる露かな
令和五年八月三十日
9
変わってしまったのは,きみの方だ...
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なるる身の古きよすがをつつゐづつ くちつる袖の名こそをしけれ
令和五年八月三十日
9
きみだけは,なんて思っていたのに...
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かがり火にいざなはるるや 夏虫のあきかぜたてど恋ひしとぞよる
令和五年八月二十七日
10
秋になってもう命も尽きようとする...
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そらごとも浅茅が原によせかへす のわきの波の月をまつらむ
令和五年八月十七日
9
嘘とわかっていても,言ってくれた...
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うつせみの脱ぎすべしぬるうすぎぬの 香になれもせで消ゆるははきぎ
令和五年八月十三日
7
源氏のものがたりさえ…♪
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身をかへて去るうつせみのからをだに いとしく見ゆるあさの露かな
令和五年七月十八日
8
いつもあたしを置いてどこかへ行っ...
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かささぎの渡さぬ橋のかたつめに いくとせまつやうぢの橋姫
令和五年七月七日
10
棚機津女は一年に一回でもいとしい...
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さみだれに袖のひまなくながめつる 軒のしのぶをつたふたまみづ
令和五年六月二十六日
8
雨ばかり降って,訪れてくれる人も...
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かたこひのこゑもよがれてほととぎす 袖のほたるを見る人もなし
令和五年六月十四日
7
飛び交うほたるは,もの思うこころ...
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