萱斎院さん
のうた一覧
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誘はれてたゆたふ花のわが身かな 眺むるほどに散りいそぐらむ
平成二十九年四月六日
8
やさしい春風に吹かれて,ゆらゆら...
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春風にとけて色にぞ出でにける 花のとぼそに籠めつるものを
平成二十九年三月二十八日
5
春風の暖かさに油断して,つい思い...
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思ひわび数ならぬ身の過ぎぬとも 軒端の梅は春を忘れじ
平成二十九年三月二十七日
5
あてにはならない人を思い続けてい...
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来し方も行くすゑもなき春の夜の このひとときを止めてしかな
平成二十九年三月十九日
12
きみと一緒にいる春の夜…今ここに...
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梅が枝の間よりもれ入る春霞 月にそひたるわが涙かな
平成二十九年三月十七日
9
散った梅の枝の間を通って,ぼんや...
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鳥告ぐる春のあけぼのうす墨に やがて消え絶ゆ峰のよこぐも
平成二十九年三月十四日
11
夜明けの鳥が鳴き始めたわ…遠くの...
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梅が枝の香のほのめきて鳥さへも 誰にやらむと羽ふれぬらむ
平成二十九年三月十三日
11
梅の香りが少し漂い始めて,鳥は蜜...
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山ふかみ心閉ぢむと来し宿の 軒端の梅は春を知るかな
平成二十九年三月十日
10
あなたへの苦しい恋を忘れたくて,...
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難波江の葦のよの間もつゆ知らで 迷ひ来ぬるや浮くみやこどり
平成二十九年三月三日
10
大阪に生えてる葦は節と節の間が短...
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やがて散るさるべきものと知りながら 身にかふがごと咲きすさぶらむ
平成二十九年二月二十八日
7
いずれあの人の心が離れていってし...
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告ぐ鳥の羽風に散らむ梅の花 重なる袖の色ぞかなしき
平成二十九年二月二十四日
13
夜が明けて梅の枝に鳥が来て鳴きは...
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思ひ寝にゆるぐ涙のせきかねて 花散る夜半にふれる月影
平成二十九年二月二十二日
9
きみを恋しく思いはじめると,眠ろ...
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うぐひすの羽風もつらきわが宿の 濡るるまくらに花の散る夢
平成二十九年二月二十一日
12
あなたの冷たい態度にあたしの恋心...
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しののめのあかぬ別れに散る梅の 香におぼるるや春の夜の夢
平成二十九年二月十九日
40
夜が明けたら,まだ離れたくないの...
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明けぬればあかる山ぎはほのめきて 重ねし袖の色かとぞ見る
平成二十九年二月十六日
18
夜が明けちゃったわ…明るくなって...
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ひとりぬるわびしき夜は木枯らしの 音だにきみが笛にまがひぬ
平成二十九年二月十五日
5
ひとり寝の寒くて淋しい夜には,木...
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きみ摘みし若菜しのばゆ春日野の 雪わりわけて萌え出でにけり
平成二十九年二月十二日
3
この季節になると,いつもきみが摘...
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ちぎりきな花の衣の下紐の 年ふるほどに誰や解きつる
平成二十九年二月九日
12
この下紐をほどくのはきみだけだっ...
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袖ふれし人のかをりの梅の花 まだ消えやらぬ胸の走り火
平成二十九年二月九日
13
抱きしめられたきみの腕越しに見え...
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思ひたゆ人にはあれどうちつけに 燃ゆるとや知る梅が色香に
平成二十九年二月五日
10
遠くなった人だと思ってあきらめて...
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