萱斎院さん
のうた一覧
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夏の夜の灯籠のかげにさそはれて 焼かるるものを夏虫ぞよる
平成二十九年七月二十八日
10
灯籠の光に誘われて,身を焼かれる...
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夏祭り からんころんとはしゃいでは 父の背中で目覚めた夜更け
平成二十九年七月二十七日
2
裸電球の作る影法師がなつかしい…...
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いかにせむ夜のころもを返せども ほのかに迷ふ夢のかよひぢ
平成二十九年七月二十七日
10
せめて夢の中ででもと思っておまじ...
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夏の夜の恋ひにいもねず明けぬれば 藤のかづらとまよふ黒髪
平成二十九年七月二十三日
8
恋しくて眠れずに夜を明かして乱れ...
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思ほえず木間に見えつるきみが影 心のそとにながめしものを
平成二十九年七月十九日
11
杉木立の向こうに,別れたあの人を...
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みどりごの恨みもわかずひさめ止み 涙干ぬる日にじぞ立つべき
平成二十九年七月十七日
1
口語訳はしないでおきます….
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経りにけりきみとながめしいさよひの 月を恋ふるや夏の夜の夢
平成二十九年七月八日
9
もうあれからどれくらいの月日が経...
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いまはとて告げし言の葉やさしくて 胸のうちにぞまだ残りたる
平成二十九年七月八日
9
きみがあたしから離れていった…や...
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いにしへにさしも恋ひしかゆく賀茂の 流れにやどるいさよひの月
平成二十九年七月六日
9
あんなに愛したことも,もうずいぶ...
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五月雨のむすぶ玉みづかぞふれど 果てなき色ぞ涙に似たる
平成二十九年七月五日
9
長雨が木の枝にかかる露の数を数え...
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来ぬひとを思ひたのまじ夕さりに 涙な呼びそ山ほととぎす
平成二十九年六月二十五日
8
来てくれない人なんて,もう待たな...
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青空に祖父の削った竹とんぼ 追いかけている少女だった夏
平成二十九年六月二十五日
1
手先の器用だった祖父の思い出に♪
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恋ひわたる花の色香もうつりけり 思ひやむとも止まぬ五月雨
平成二十九年六月二十五日
8
長い間きみのことを想っているうち...
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経ぬるよをおもひ消つとて来しかども 野辺のけぶりにまがふ横雲
平成二十九年六月二十五日
7
いろいろなわずらわしいことから逃...
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バス停に見覚えのあるあのコート 顔かくせない透明の傘
平成二十九年六月二十五日
2
口語だと…ヘンな感じ♪
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忍びつつながめ出だせばくちなしの 言はぬおもひを香にこめつるや
平成二十九年六月十八日
9
口には出せない苦しい想いに,ぼん...
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みじかよを明かしかねつる憂さならば 逢ひ見しまへに返りてしかな
平成二十九年六月十六日
10
夏の夜はとても短いのに,恋してか...
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あじさゐの色こきよひら五月雨に そほつけしきのたぐふべきかな
平成二十九年六月十四日
11
梅雨の季節になると,あじさいの花...
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古の恋しのびけりくゆれども 浅茅が原につばなたゆたふ
平成二十九年六月十二日
13
昔恋した人を思い出しちゃうわ…意...
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さみだれに濃くそめられし袖のいろ いつしか干るや恋ひ泣く涙
平成二十九年六月十一日
4
涙にぬれたせいで袖の色がいっそう...
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