萱斎院さん
のうた一覧
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月すみぬ 夏のあふぎも忘られて 訪はぬになるるあき風の袖
令和元年九月十七日
8
涼しい秋風が吹くようになって,夏...
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あきの野のをばながうれに玉おきて たえだえ出づる月のかほかな
令和元年九月十一日
7
すすきの穂先に露がやどって,雲間...
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雲たかみ薄絹がごとつれなくて 思ひにしづむあきや来ぬらむ
令和元年九月三日
9
空が高くなって,絹みたいな雲がな...
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うたたねにきみを見れども片敷きの 夢とも知らで目覚めつるかな
令和元年九月一日
8
うとうとした時にあなたと逢ってい...
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あきの雨 しばし止みては雲追ひて 草の露にぞ月宿りける
令和元年八月二十八日
5
涙と涙の間に,ほんの少しだったけ...
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身を知りし雨に打たるる空蝉の 数ならぬ身をたれやしのばむ
令和元年八月二十五日
9
夏の雨に,蝉の脱け殻が濡れている...
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闇もなほ過ぎしあなたをながむれば 燈籠たゆたふ憂き世のままに
令和元年八月十八日
5
色々あって心も暗く沈んでしまうけ...
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うすぎぬに思ひつつみぬ空蝉の 無常に添ひゐる送り火の宵
令和元年八月十六日
9
ご先祖様に感謝の夜♪
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夕顔のひらくけはひにたのめども まつもみじかき夏の夜の夢
令和元年八月九日
8
あたしんちの夕顔が咲いたみたい…...
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みじか夜の浮舟てらすかがり火に たぐふけぶりのゆくへも知らず
令和元年七月二十八日
6
夏の夜,きみの言葉にとても幸せに...
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数ならぬ身とは知れども空蝉の うき世の中にまかせつるかも
令和元年七月二十五日
8
あの人にとって,あたしなんか物の...
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はちすばの露のいのちと知りてなほ 結ぶちぎりの果てぞかなしき
令和元年七月二十日
9
いつかは終わりが来るんだってわか...
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ひとりゐて ながめふるよの色あせぬ 袂にわくる月影もなし
令和元年七月十三日
7
外はずっと雨降り…ひとり雨音を聞...
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あかつきの月を宿しぬ朝露と あらそひ消ゆる花ぞはかなき
令和元年六月二十八日
5
夜明け前の月の光に輝いていた露が...
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長雨の止むかと見れば横雲に たえだえ隠る立ち待ちの月
令和元年六月二十一日
4
やっと来てくれたのかと思ったら,...
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みそぎせしならの小川の夕暮れに たれを恋ふるやほたる火の舞ふ
令和元年六月十七日
10
夏越の祓も済んで,心も体もすっき...
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さみだれの間にほのめくやほととぎす 花たちばなの香をぞいざなふ
令和元年六月十六日
9
雨音の間に間に,ホトトギスの鳴き...
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ほととぎす来鳴くけしきに浮きたちて 来ぬも忘れてなごむ宵かな
令和元年六月六日
7
今年もほととぎすがやって来てくれ...
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五月雨をあつめし沢のたぎつ瀬の 心もよそに飛びかふほたる
令和元年六月一日
8
あたしの想いは,もうあふれんばか...
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ほととぎす おぼえず来つるさみだれの 音にまぎれて鳴きやわたらむ
令和元年五月三十一日
6
来てくれたかな,なんて思って耳を...
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