萱斎院さん
のうた一覧
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あしのねのよのなか知るや吹く風に 冷ゆる波たつ難波江のゆふ
令和三年十二月十三日
9
難波の葦も枯れて,冷たくなった風...
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くれなゐの袖をぞみがく月さえて もみぢ葉をしむさをしかのこゑ
令和三年十二月十三日
13
鹿でさえ妻を恋しがってなくのに…...
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あき過ぎて露けき袖のいてぬれば 色なきふゆの風ぞ身にしむ
令和三年十二月十二日
11
秋の別れに濡れた袖も,冬になって...
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みづくくるからくれなゐにいこふるに 浮き寝の鴨を波なゆらせそ
令和三年十二月十一日
9
いい夢でもないかもしれないけど,...
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さねかづら 人はたづねぬまきの戸をくくるこのよの袖のしがらみ
令和三年十二月六日
7
いよいよ淋しい冬…枯れ急ぐ山にひ...
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とぢぬればまがきのあきに霜ふりて うちふす袖にしむ鳥のこゑ
令和三年十一月三十日
7
今朝は霜のたよりも聞こえて…♪ ...
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あともなきにはの紅葉もいろあせて 袖のあけにぞ心なれぬる
令和三年十一月二十七日
4
誰も踏むことのない庭の紅葉も茶色...
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こひこひて人や知るらむ木末まで 思ひそめぬるくれなゐもえる
令和三年十一月二十六日
8
燃えるような紅葉を見ると,やっぱ...
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わたるよに思ひ出づるや過ぐるひの 見し月わびて松風ぞふく
令和三年十一月二十五日
6
夏の浜辺がなつかしいわね…わかっ...
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ひとかたへ寄る辺なきみに吹きまどふ あきやる風の呼ぶしぐれ雲
令和三年十一月九日
8
どっちつかずな気持ち…今夜は風も...
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衣打つ音のちたびに更けぬれば まきの戸落つる月のさやけさ
令和三年十一月三日
4
もの淋しい砧の音に聞き入っている...
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まき立ちていくへもとぢぬ山里の つゆけき袖に夢さむるかな
令和三年十一月二日
7
山深い里にかくれていても,やっぱ...
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秋の夜の夢のかよひぢ霜とぢて ほのめく月のいにしへの恋
令和三年十一月一日
6
日が暮れるともう寒くて,ぬくもり...
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山里のけぶりも絶えぬはぎの花 思ひわびぬるあきの夜の雨
令和三年十月二十五日
7
寒さの中でけなげに咲いていた萩も...
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吹きそめしひとの心の木枯らしに 露ももみぢで散りはつるかも
令和三年十月二十三日
8
楓もまだ青いのに,もう木枯らし…...
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あきかぜに紅葉ては散る葉桜の ながれ積もりてせきとなりなむ
令和三年十月二十日
6
一枚ずつでも,積もり積もれば心を...
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あきされば荻の葉風をまつむしの 露をよすがとむすぼほるなり
令和三年十月二十日
8
冷たい風が吹けば,松虫の鳴き声も...
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秋萩の咲きてうつぶくむらさきの 色ふかけれど絶ゆる虫の音
令和三年九月三日
10
秋ですね…♪
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まつむしの今宵かぎりとしづまりて かへるあしたに月ぞのこれる
令和三年八月二十日
10
もう待ってばかりいることもないと...
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うつせみのうすき衣も着なるれば あだにたのみし夜ぞあへるべき
令和三年七月三十一日
10
つれない人でも,慣れてしまえば逢...
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