萱斎院さん
のうた一覧
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夢にさへ流すなみだに寝ざめれば 時雨とまがふもみぢふる音
平成二十九年十一月十二日
9
きみと別れる悲しい夢を見て,流れ...
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忍びかねたぎつ心の流るらむ もみぢに染まる袖のけしきは
平成二十九年十一月十一日
9
あの人への想いは心にしまっておか...
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萩散りていろどりまさる佐保山の ははそにいどむ柿もみぢかな
平成二十九年十一月十日
1
秋になって彩りが始まると,きみは...
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もらさじと忍ぶるほどに色にいづ 引くまゆずみの細きこころに
平成二十九年十一月十日
3
恋してはならない人に寄せる想いを...
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いとせめてもの思ふ夜はそら耳に きみがゑまひの声ぞゆかしき
平成二十九年十一月八日
8
きみのことを想って恋しくてたまら...
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さをしかのこゑも聞こえず待ちわびぬ やがて散りはつ萩のもみぢ葉
平成二十九年十一月五日
10
あたしを呼ぶきみの声が絶えてしま...
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うつろへばもみぢ葉浮くるなみだ川 いづこの方にながれてぞふる
平成二十九年十一月四日
11
普段なら何気なく眺めるこの川も,...
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霜むすぶ染むもみぢばのくれなゐに つれなき袖も色かはらむや
平成二十九年十一月三日
12
秋が深まって,もみじが赤くなり始...
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うたたねに夢とも知らずしづむ宵 せめておぼゆる過ぎし月日を
平成二十九年十月二十七日
9
うたた寝に悲しい夢を見て目覚めた...
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暮れかかるわが身ひとつに行く秋の 袂につつむあだに見し夢
平成二十九年十月二十三日
11
夕暮れみたいに秋は去っていくのね...
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風やみぬ なにかたゆたふ夕菊の あはれ知るるか誰を待つらむ
平成二十九年十月二十二日
13
夕方になって,風が止んで静かにな...
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くやしきにさしもあらじと秋の風 知らずがほなる野の仏かな
平成二十九年十月二十一日
9
きみとのことでいろいろ悩んで落ち...
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山里にいとものげなき秋草の 人に知られで咲きにけるかな
平成二十九年十月十八日
15
誰も来なくなった淋しい山中の門前...
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待ちわびぬ やうやく来つる足音と 聞きたがはする秋の夜の雨
平成二十九年十月十七日
3
待ちくたびれちゃった…遅くなって...
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わりなしと人の言へども逢はまほし 今宵かぎりの命なりとも
平成二十九年十月十五日
13
それは道ならぬ恋だよと人は言うけ...
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朝ぼらけうなだる萩の静けきに かひなき露のむすぼほれつつ
平成二十九年十月十四日
7
あなたを待って,明かしてしまった...
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待ちわびて忍ぶこころのわりなきに 咲く秋萩の色あするかな
平成二十九年十月十二日
9
待ち続けて,待つことに耐えてきた...
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見わたせば 露だに消ゆる萩の散る 定めなきよのけしきなりけり
平成二十九年十月十一日
10
物思いにふけってふと眺めると,今...
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秋風によるかたもなくたゆたひぬ まそほの糸の色ぞ身にしむ
平成二十九年十月九日
10
気まぐれな秋の風みたいなきみの態...
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秋さりぬ むかしおぼゆる野の花の たれの香をぞや匂はしつらむ
平成二十九年十月八日
9
すっかり秋になった野辺で,偶然見...
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