日向めぐみさん
のうた一覧
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零れ出る涙は今も透明で彼女の中で変わらずにある
平成二十二年八月十七日
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本当の優しさなんて分からずに今日も私は微笑んでいる
平成二十二年八月十七日
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大人とはある日周りがつけ出した長く生きてる子供の名前
平成二十二年五月十七日
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山の奥赤いつつじに囲まれて裾を摘まむも泣かないでいる
平成二十二年五月十七日
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考えて悩む時間の長さより枝毛に時間をかけてる夜中
平成二十二年五月十七日
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ここはどこわたしはだあれ泣いている幼児の涙は私の心
平成二十二年五月十七日
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センターも残り五十をきりましたしばしうたのわお休みします
平成二十一年十一月二十九日
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ベッドから眺めし空は青く澄み腕を伸ばして欲しがってみたり
平成二十一年十一月十六日
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閉められたエレベーターは止まらずに涙を残し昇り行くだけ
平成二十一年十一月九日
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「オメガって何だか犬の鼻みたい」「僕のノートは犬だらけだね」
平成二十一年十一月九日
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ポケットに入れっぱなしのキャンディを開くと君が笑いっぱなし
平成二十一年十月二十六日
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日焼け後に剥ける薄皮あの夏の流し忘れた想いなのかも
平成二十一年十月十八日
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信号が明るく見える時間にはこの手繋いで歩いてみたい
平成二十一年十月十八日
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ローファーの踵潰して歩きたい十七歳の弱き反抗
平成二十一年十月十八日
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ペン回し遠くを見つめし先生の頭の中は今日の夕飯
平成二十一年十月十八日
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夕方と夜空の境を見て探す空見て笑う黒狼を
平成二十一年十月十八日
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どの人も制服脱ぎ捨て駆けて行くだけど私はまだためらいて
平成二十一年十月十五日
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薄皮がめくれてピリリと痛む口貴方の返事ただ待ちわびて
平成二十一年十月十四日
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勉強を進めるペンが動きません貴方に向けた歌を考え
平成二十一年十月十二日
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携帯の画面を下に向けている会いたいですは送れないまま
平成二十一年十月十二日
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