波江究一さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
- 辛夷散りかかる墓邊は沈丁の香たち踏みてぬかづく犬ふぐりの花 平成二十一年三月十九日 1 もっと見る
- ハチ公が今日は襷をかけられて訴へてゐる「命の大切さ」 平成二十一年三月十八日 1 忠犬は何かと重宝に使はれてしまふ... もっと見る
- 路地店の間をくぐり來ててきぱきともの言ふ若き力車の乙女 平成二十一年三月十五日 2 もっと見る
- 路面電車通はずなりて廢れたる釣具屋街拔け見入る川面よ 平成二十一年三月十五日 2 もっと見る
- 母のかげ求めて面會とげし子を母のごと抱く元工作員 平成二十一年三月十二日 3 もっと見る
- つぐみさへ撃つを嫌ひし弁護士の已む無く撃ち殺したる狂犬 平成二十一年三月十日 2 もっと見る
- 満票の支持得て引き金をひくまでのたゆたひをゆるしてゐるのか「北」へ 平成二十一年三月十日 1 もっと見る
- たこ焼きを食ひ終へし時十二時の鐘聞こえ來るアメ横路地よ 平成二十一年三月八日 2 もっと見る
- 献金のからくり暴く記事見ながらストローの紙袋を飛ばせさ 平成二十一年三月七日 1 もっと見る
- 君指せば岬向かうの帆の影もゆかしくともに丘下りしか 平成二十一年三月七日 1 添ひ遂げて夫を送つた老婦人が新婚... もっと見る
- 帝衣脱ぎ捨てて劍を天にかかげ斬り込みたまふゆくへ知らずも 平成二十一年三月五日 1 東ローマ帝国滅亡の一景。 もっと見る
- 蕎麦は湯がき米は研いで炊く当然の手順だ文語は 君らどう思ふ 平成二十一年三月四日 3 ごーふるたうんに苦言したところ今... もっと見る
- 雛祭り過ぎて彼岸へ向かふ日の雪は夜の間に溶けゐたるかな 平成二十一年三月四日 1 もっと見る
- 日本語を諸文明ゴミ集積所にしてはなるまいと思ひつめむや 平成二十一年三月四日 3 もっと見る
- 春の兆し出つ入りつして小犬の毛の吹かれ加減を見送る路地よ 平成二十一年三月三日 2 じつに一万年以上の付き合ひですよ... もっと見る
- 來合はせし公園の午後二時を待たずたたまれてゐるフリーマーケット 平成二十一年三月二日 1 もっと見る
- くちづけの絲引きてゐる窓の外冷雨みぞれに實る初雪 平成二十一年二月二十七日 1 都心部今になつての初雪ですか。 ... もっと見る
- 遠富士のかげも又よし悩むさへ疲れて辿り來たる河原に 平成二十一年二月二十七日 3 もっと見る
- 道にふと踏みたるものに氣がつけば頭上注意の看板あはれ 平成二十一年二月二十七日 1 もっと見る
- 陽光を取り込む葉緑素のごとく育みたまへ和歌の語法を 平成二十一年二月二十五日 3 もっと見る
