波江究一さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 肩掛けのバッグの紐がくつきりと際出たせゐる胸のふくらみ 平成二十一年五月二十五日 4 バツイチ同士の男女が出会系で知り... もっと見る
- ウイルスの感染恐れ自粛まで追ひ詰めらるるジェット風船 平成二十一年五月十七日 2 もっと見る
- 先刻まで彼の猫ちやんだつた我手提げバッグの中の首輪で 平成二十一年五月十六日 1 もっと見る
- 敵失に乘じて保守は生き延びてゐるかされども輝く牡丹 平成二十一年五月十五日 1 解散いつにならうと最近の政界では... もっと見る
- おめかしで出かけゆく子の脱ぎ放す部屋片付けておもふ時代よ 平成二十一年五月十三日 2 時代世代の相違といふか。その辺食... もっと見る
- 閨中に卒中起こすマダムを捨てシャツ裏返しに着てモボ路地に 平成二十一年五月十三日 2 時代ものの恋歌ですかね。モボはモ... もっと見る
- たわや男に惹かるるますら女の胎に宿る命はたぶん坊やか 平成二十一年五月十二日 1 たわやを ますらめとは変な造語で... もっと見る
- 縋られてゐることどこか生き甲斐になれりや傍で茶碗拭く君 平成二十一年五月十二日 1 もっと見る
- 耳をあて聞く心音にあやされていつしか膝を枕に寝しか 平成二十一年五月十二日 1 もっと見る
- 垣間見る皇居の杜よ有楽町の駅は眼下に玩具のごとく 平成二十一年五月十日 1 もっと見る
- 携帶をかざしてあふぐ群れにつられ見れば虹立つ夕暮れの空 平成二十一年五月八日 3 今日仕事帰りの実景です。 虹の... もっと見る
- 歩行器の老いら小道に行き当り互ひに譲り合ふ花水木 平成二十一年五月二日 5 もっと見る
- ネットより小冊子まで流用の焙り出されし感動秘話ら 平成二十一年四月二十九日 2 こころあたたまる話の使回しといふ... もっと見る
- 旅の恥名所の壁に書き捨つる類幾ばくぞ黄金週間 平成二十一年四月二十七日 2 すくなくとも海外では去年の騒動ご... もっと見る
- 階段を降り來てさりげなきキスの音またたくまにも右と左に 平成二十一年四月二十四日 1 公衆の面前でのキスが日本人同士で... もっと見る
- 蜂の子の生れしばかりの羽ぶきしてかげろふ過ぐる若楓の葉 平成二十一年四月二十三日 2 もっと見る
- 心なきわが影は落つ草茎を曳くひたぶるの蟻の歩みに 平成二十一年四月二十一日 4 もっと見る
- 落人の里の田歌を聞きながらしづまる杜の公達の墓 平成二十一年四月二十日 4 もっと見る
- 慄然と立ち竦む吹き抜けの底大鴉の影よぎれるごとく 平成二十一年四月十八日 3 もっと見る
- 雲の肩なだらかにして海ゆ湧く風にゆだねて撓ふ樅が枝 平成二十一年四月十六日 3 もっと見る
