波江究一さん
のうた一覧
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燕なほ歸るに早きこの頃を夜寒のしのび入れるこほろぎ
平成二十一年九月四日
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追憶をなぞるがごとく觸れて來る手の荒れ失せてゐしにも泣かゆ
平成二十一年九月四日
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米ややに不作の予測あらはれて蝉の鳴く音も静まりゐたる
平成二十一年八月三十日
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鈴懸の早枯れの葉のおもひ入れあるがごとくにうつらうつら落つ
平成二十一年八月三十日
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感染の恐怖をまのあたりにせねばひとつになれぬ世界かとおもふ
平成二十一年八月三十日
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食み殘す西瓜の殻に寄る蠅の羽ぶきも弱く夏ゆかむとす
平成二十一年八月二十三日
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愛されし佳人の愛は獨占し難き間彼女孤獨にゆけりや
平成二十一年八月二十三日
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やあと聲かはしてすれ違へる友の行く先はおのづて知れてあれども
平成二十一年八月二十日
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日の丸を切り貼りしたる黨章で信を問はむとするか彼らは
平成二十一年八月十九日
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躍動しゐたる群れらを狙ひ撃つ新インフルの禍に瞠く目
平成二十一年八月十九日
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棚雲を切り裂き進む西空の飛行機雲も夕燒けにけり
平成二十一年八月十八日
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もの思ひ涼ませむとて來し河原に蟲の聲いや蝉をしのぎて
平成二十一年八月十八日
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終戰の日の玉砂利を踏みつ來ぬ白鳥うごかざるお濠端
平成二十一年八月十五日
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下駄の音もかろらに下る坂なかば訪ふ庭先の瓢箪棚よ
平成二十一年八月十五日
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怯え寄る地震の部屋に君が肩抱きすくめ負ひかぶされる脣
平成二十一年八月十二日
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合鍵を持ち合ふ部屋に刻む菜の音聞こえゐて胸躍る宵
平成二十一年八月十二日
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籍を入れようかと箸を置きていふ引き合はすべき親も亡けれど
平成二十一年八月十二日
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アイドルは轉落マドンナは孤獨死女傑は処々に繰り返す土下座
平成二十一年八月九日
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苔の珠賣れる店先をすれ違ふスカーフの母娘とサリーの女ら
平成二十一年八月九日
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避暑地より來し繪手紙は燃ゆる頰麥藁帽の瞳きよらに
平成二十一年八月八日
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