波江究一さん
のうた一覧
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いつの世も戀は訴追になじまぬかレモンの蔕をもぎつつおもふ
平成二十一年七月三十一日
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今更にいはれなくても十八はとうに成人床のなかでは
平成二十一年七月三十一日
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共寝する枕のくぼみにもいつか散りこみてゐる季季の花
平成二十一年七月十七日
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シーツには異様に長い毛のついて君連れ込みの痕まざまざと
平成二十一年七月十七日
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煩悩の垢掻き落とすごとく書く歌なれ一向浄まはらぬ身
平成二十一年六月十五日
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わが窓を開けて見おろすじつと薔薇嗅げる女のかそけき未練
平成二十一年六月十五日
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おくりびととなれる歴史か勝ちにややおごれる壁の崩壞以後の
平成二十一年六月二日
1
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いつしかに夏至るこの國を待つ通過儀禮のごときさみだれ
平成二十一年六月二日
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平地林わづかに殘す木下闇に太樹を描きてゐる女あり
平成二十一年六月二日
1
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肩掛けのバッグの紐がくつきりと際出たせゐる胸のふくらみ
平成二十一年五月二十五日
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バツイチ同士の男女が出会系で知り...
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先刻まで彼の猫ちやんだつた我手提げバッグの中の首輪で
平成二十一年五月十六日
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閨中に卒中起こすマダムを捨てシャツ裏返しに着てモボ路地に
平成二十一年五月十三日
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時代ものの恋歌ですかね。モボはモ...
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たわや男に惹かるるますら女の胎に宿る命はたぶん坊やか
平成二十一年五月十二日
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たわやを ますらめとは変な造語で...
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縋られてゐることどこか生き甲斐になれりや傍で茶碗拭く君
平成二十一年五月十二日
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耳をあて聞く心音にあやされていつしか膝を枕に寝しか
平成二十一年五月十二日
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歩行器の老いら小道に行き当り互ひに譲り合ふ花水木
平成二十一年五月二日
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階段を降り來てさりげなきキスの音またたくまにも右と左に
平成二十一年四月二十四日
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公衆の面前でのキスが日本人同士で...
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わが國の今の姿とそなはれる戀は黄金に實りたまふか
平成二十一年四月十日
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奉祝といふ次第。今日は本当にご成...
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波乘りの帆らは西日にかがよへば山下り來し足をひたせり
平成二十一年四月六日
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尾けて來る女の氣配 ゆきつけの店の裏拔け彼へ電話す
平成二十一年四月三日
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