なかしぃ卿さん
のうた一覧
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三つ編みの三本の筋絡み合ひ分かち難きは姦し娘
平成二十九年二月四日
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引っ越しの後に積まれた段ボール箱を前にしただ立ち尽くす
平成二十九年二月五日
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今の世の日の本の掛け離れたる仏教見れば釈迦も嘆かむ
平成二十九年二月五日
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お釈迦様も現代の仏教の堕落ぶりを...
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厄年にお祓い行けど後厄は行くかどうかを決めかねてをり
平成二十九年二月七日
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雲行きがあやしくなりて雨模様傘を持たずに出る我悔やむ
平成二十九年二月八日
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エンターをリターンと呼びしパソコンの黎明期経て今に至りぬ
平成二十九年二月十日
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エンターキーのことリターンキーっ...
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優しさが先に立ちたる席譲りその席めぐりやるせなきかな
平成二十九年二月十三日
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優先席で席を譲るのも気苦労をする...
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名物に美味いもの無し名物に裏切られても懲りず味はふ
平成二十九年二月十九日
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毎朝のラジオ体操その後に判子貰えず仕事就きなむ
平成二十九年二月十九日
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ひむかしの空鮮やかな朝焼けの色に見とれて傘を忘れむ
平成二十九年二月二十二日
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宅配の荷物重たしドライバーエレベーターの無きビル恨む
平成二十九年二月二十二日
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プレミアムフライデーとは無縁なる我は今宵も働かされぬる
平成二十九年二月二十五日
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春過ぎてまた春が来て春迎ふあとどれくらい桜見れるか
平成二十九年二月二十五日
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身に余る光栄なれど我が身には勿体なくて忝なしや
平成二十九年二月二十六日
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荒川の土手に集いし生徒らを見守る教師巣立ちの時を
平成二十九年二月二十七日
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縫い針の先に滴る赤き血は不器用なまでのごつごつの指
平成二十九年二月二十七日
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茸狩り小判せしめて邁進すスーパーマリオに正義はありや
平成二十九年三月九日
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底冷えの春は名のみぞ弥生なる桜も桃も未だ咲かざり
平成二十九年三月十五日
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散り際に辺り一面薄紅に染める桜の潔きかな
平成二十九年三月二十一日
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四月一日の別れ際にて君つきし優しい嘘に悩まされぬる
平成二十九年三月二十九日
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