もなこもちさん
のうた一覧
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この川が海へ続くと知った子は葉っぱの舟をいくつも流す
平成二十八年四月一日
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椿なら赤白ピンクひとえ八重葉っぱも蕾も散ったのも好き
平成二十八年三月三十一日
4
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道に散る椿に命まだ残り拾ってみたくなるピンク色
平成二十八年三月三十一日
4
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嫌われてしまえばむしろホッとするガッカリさせるいつかが怖い
平成二十八年三月三十日
1
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仕事中パッと浮かべば書きとめる歌詠み人に出世は無理だ
平成二十八年三月三十日
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あしたから会社に行かないことにして旅芸人について行きます
平成二十八年三月二十九日
8
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本当は涙も鼻のグズグズも風邪や花粉のしわざではない
平成二十八年三月二十九日
11
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冷たくて強い言葉を返したら言われたときより嵌まるドロドロ
平成二十八年三月二十九日
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地震への怖れはやがて薄くなり 高い場所にも置く壊れもの
平成二十八年三月二十八日
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君の声に聴き入り君を見る時に私を囲む世界は消える
平成二十八年三月二十八日
4
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笑わせたい なんなら笑われるでも良し とにかくあなたは笑っていてね
平成二十八年三月二十八日
4
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君の名をあらわす四文字 私には一粒一粒光って見える
平成二十八年三月二十八日
6
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仕事の手止めて「進め!」と念送る十一時台の時計の針に
平成二十八年三月二十五日
4
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編み物を編み進まずに編み方を思い出せぬまま春を迎える
平成二十八年三月二十五日
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毛糸玉あまれて何者かになることもなく一冬をゴロゴロ過ごす
平成二十八年三月二十五日
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